日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う  リンクフリー

自民党の改憲案はまるでダメだが、木原功仁哉さん(祖国再生同盟)の政策は素晴らしいね!

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(2021.11.25)
皆様、いつもありがとうございます! ランキング ↑ クリック支援よろしくお願いします m(__)m コロナの嘘 拡散のため上位キープを! 各種SNSやLINEグループに流すなど、サイトの各URLもどしどし広めてくださいませ。

コロナワクチン反対掲げて神戸で衆院選立候補されてた木原功仁哉(くにや)弁護士が、祖国再生同盟という政党を結党だそうです。南出喜久治弁護士や元衆院議員の西村真悟氏らも参加するそう。
どうせ打ち上げ花火で終わるかも…… なんて思ったりもしているわけですが、その内容が素晴らしい。珍しく100%同意できる内容です。
何と言っても、教育勅語や大日本帝国憲法の復活を謳っているところが素晴らしい。そういうので戦争になるとか、批判的に戦前回帰だとか思ったりされる方はもうちょっと勉強してほしい。このサイトで。ここをやりはじめた当時、まだ誰も知らなかった教育勅語の良さを広め始めたのは何と言ってもこの私ですからね。

胡散臭い(あっち系の)ネトウヨのように、レベルの低い排外論や品の悪い外国人中傷だけのエセ右翼ばかりが蔓延っていた中、これほど真の意味で愛国保守的な目標掲げた政党がこれまであっただろうか。
断固支持です。入党しよっかな。どうせまた、裏切られたとか、なるかもしれない…… でも、他にやることないし、皆さんもダメ元でも応援してみる価値はあると思いますよ ^▽^)

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◆日本が好きな親なら子供には教育勅語! ~ 小学生以上なら暗唱できるよう覚えさせてみませんか?

◆保守は教育勅語の復権で一致団結を!~左翼価値観に風穴を開けるべし

◆親次第で自虐史観なんてどうにでもなる ~ 日本のおかげでアジア諸国の独立が早まった・・・そんなことで喜んでるのも自虐史観の亜種にすぎない

◆仁・義・礼・智・忠・孝……五倫、四徳、五条、四端の心から道を修むる ~ 侍が学んだものを学び、偉大な先人たちと志を一にす

◆スペインでのコロナ政策抗議運動への弾圧

◆ベルギー ブリュッセルの荒れよう。昨日、一昨日は世界同日デモでしたが

◆ワクチン打たない人だけロックダウンのオーストリアの余波で、ワクチン非接種者差別がロックダウン時に限らず無制限に行われる社会に向かわせられています

◆ついに小学生へもコロナワクチン接種が始まる。ここを見てる人は抵抗あるのみ。

◆左翼教育者が持ち上げる、フランス革命を引き起こしたルソーの人間獣化思想 ~ ルソー生誕300年で、日教組やPTA左派が暗躍中

◆映画『Sayonara』 愛を貫いて死を恐れない、ヤマトナデシコ~ 変れば変るもの。日本人の美意識

◆性善説的な視点に立った教育勅語、「修身」道徳教育の補完としては、「毒をもって毒を制す」のマキアベリズムこそ最適

◆【拡散!】コロナ検査陽性者の死亡者は死因を問わず、すべてコロナ死にしろいう厚労省通達は本当だった

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ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の愛した日本 ~ ドラマ『日本の面影』より①

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(2014.2.28)
皆様、いつもありがとうございます!
あたたかなコメント等もウレシーです ^▽^)

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(2011.4.16)
「ジョージ・チャキリスってカッコいいよね」、ミュージカル映画の傑作『ウエスト・サイド物語』(1961)を見た時、私は言いました。
そしたら、「ジョージ・チャキリスが出てる『日本の面影』というドラマがすごくいいから、見てご覧よ。歳も食ってて全然違う風になってるけどね」、そう言って、私が最も大切にしていたあの人は、当時、日本がどうなるとかまるで考えていなかった私に、1本のビデオを貸してくれました。

私はそのビデオを返さないまま、既に20年以上が過ぎてしまってますが、これまでずっと持っていました。
そして、そのおかげで、この場で皆さんにその貴重なビデオをお見せすることが出来るわけです。
よかったこと、痛かったこと・・・すべては必然。

『日本の面影』は、外国人でありながら日本の怪談などを書き残したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)役をジョージ・チャキリスが、壇ふみが妻のおセツ役を演じた、1984年に話題となったTVドラマ。脚本は『ふぞろいの林檎たち』の山田太一。『知られぬ日本の面影』をはじめとするハーンのさまざまな著作を元に、怪談話まで交えて構成されています。
古き良き日本が消えゆくことを憂いて猛烈に反発、日本人がその辺の民族と変わらなくなっていくことを嘆くハーンが描かれてます。もちろん、あのウエスト・サイド物語の凛々しい青年 ジェットと同じ人物が演じているとは、到底思えません。

アイルランド人の父、ギリシャ人の母の元に生まれたハーンは、幼くして両親と生き別れになり、家族には恵まれなかったようです。
ハーンは来日後、中学校(現・高校)で英語の教鞭をとり、日本女性 小泉節子(セツ)と結婚、日本人にも帰化します。
元は外国人でありながら、一家の大黒柱として日本の大家族を支え、ややこしいシガラミの中にも本当の家族と生きがいを得たことを喜ぶハーン。

ハーンの機嫌を見ては、一喜一憂する家族や女中たち。一家の中心 ハーンは、時に優しく、時にいじわるにもなってそれを楽しみます。
王様は偉い、天皇陛下は偉い、お父さんは偉い、そんな中で誰もが役割を認識、素晴らしい昔話・文化を持ち、個人よりも和を重んじていた当時の日本。もはやこのような日本の文化は、カルト平等教、利己主義、拝金主義・・・で死んでしまいましたね。

島根の松江では、当時のハーンが住んでいた旧居が保存、公開されています(小泉八雲旧居:右写真)。 (続く)

ドラマ 『 日本の面影 』 より (1984)
出演:ジョージ・チャキリス、壇ふみ、津川雅彦、他

今の油っこいドラマと違い、CGに頼らない演技や背景もすばらしく、こんな作品はもう出てこないでしょう。DVD化もされてない貴重な映像です。削除対策にも、お早めにご覧ください。泣けますよー。

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(2011.5.8)
日本人に失われたもの、本当に必要なもの、このドラマにはいろんな答えがあるでしょう。
このままでは日本は滅亡しますよ。

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(2018.1.11)(業務連絡)
いつも皆様ありがとうございます。
ドラマ製作関係者の方から、ドラマ「日本の面影」の映像をお持ちだったらぜひ見せていただきたいとのお願いたまわりましたが、ネットを通じての他者との一切の接触は基本的にしておりませんので御了承くださいませ。申し訳ありません。他にも私がアップしてる貴重な映像等が欲しいとのご連絡をいただくことも時々あるのですが、いいものに目をつけられてるのでしょうが、恐れ入りますが、すべてお断りしてます。
このドラマ「日本の面影」は松江のローカル局で再放送されたことがあるそうですね。そういうところなどが映像持ってることもありそうです。上記コメントはしばらく後に削除すると思います。
ハーンの『日本の面影』関連の著作も、皆様ぜひ読まれてみてくださいね。きっと覚醒できますよ ^▽^)

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(2019.9.29)
日本映画専門チャンネルで、このドラマ『日本の面影』、待望の放映がされてますよ。ファンの方はぜひこの機にご覧を。

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(続き)◆『子育て幽霊』 小泉八雲が書き残した日本の昔話 ~ ドラマ『日本の面影』より②

◆子供向け 安心できる日本のアニメ おすすめセレクション

◆戦前の道徳教科書『修身』に見る加藤清正の武勇伝 ~ 自虐史観の正反対から見る豊臣秀吉の朝鮮侵攻

◆「国を守ろう!」、「一つになろう!」 ・・・これって左翼のスローガンにもなるってわかってます?

◆昔は “所帯をもって一人前” が当たり前の価値観だった

◆そして左翼マスコミは、働く女性と若いママ向けにはこんなものを用意

◆日本の民謡ばとっても明るい気分にしてくれます ~ 東北への応援歌

◆謡曲の魅力 ~ 日本人の心としての能の世界

◆『お正月』の歌に見る、日本の子供文化の完全崩壊!~ 独楽、羽根つき、凧揚げ、マリつき・・・どこいった!?

◆イザナギとイザナミに見る、日本における男女のあり方 ~ 日本神話を題材に

◆左翼メディアの日本人白痴化洗脳工作について ~ 『 人間獣化計画 』 と 『 中共対日工作要綱 』

◆日本人の美的センスは世界一!~日本人はジャポニスムを忘れてしまった?

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敗者の名誉を重んじた日本人 ~ 日本で切腹が存在した意味

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(2012.11.18)
江戸期の女子教育、本当の大和撫子としての厳しい教えに対して、当時の男子へ求められていたのこそ武士道ですからね。
「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」(『葉隠』より)、立派な死に方こそが、日本で最大の美徳とされていたってこと。
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新渡戸稲造  『武士道』  より  (詳しくは右画像クリック)

左近と内記という、それぞれ二十四歳と十七歳になる兄弟が父の仇を討つべく、家康を襲おうとした。しかし無念にも家康の陣屋に突入する前に捕らわれてしまった。家康は彼の命を狙った若者たちの勇敢さを讃え、彼らに名誉ある死を与えるように命じた。
この刑の宣告は、兄弟の一族すべての男子に命ぜられたので、二人の若者の末弟であるわずか八歳の八麿も同じ運命であることを言い渡された。そしてこの三名は処刑が行われることになっている寺へ引き立てられていった。その場に立ち会った医者がその一部始終を日記に残している。そこには次のような情景が書かれている。

「最後の時を迎え、三人が一列に着席した時、左近は末なる弟に向い『八麿よりまず腹切れい。切損じなきよう見届けてくれよう』といった。幼い弟は答えて、いまだ「切腹」を見たことがないので、兄たちの作法を見て、その後に続きたい、と申し述べた。二人の兄は涙ながらに微笑んで『よくぞ申した。それでこそ我らが父の子なるぞ』といった。そこで二人の間に末弟八麿を座らせ、左近は自分の腹の左側に短刀を突き刺していった。
『見よや八麿、会得せしか。あまりに深く掻くべからず。仰向けに倒れるがゆえに。前にうつ伏せ、膝を崩すべからず』
内記も同様に腹に刃を突き刺しながらいった。『目をカッと開けよや。さもなくば女の死顔に似たるぞ。切尖が腸(はらわた)に触るとも、力たわむとも、勇を鼓して引き廻せ』と。八麿は二人の兄を交互に見た。二人が果てると、八麿は静かに上体を露わにして、両側から教えられた範に従って従容として死に就いた」

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私含め、特に同年齢のお子様をお持ちの方だと、これを読むだけで心が共感、涙が溢れてくるものかと存じます。
フィクションではないし、当時の武家の男子、小さくともどれだけ立派であったことか。子供が斬首されるとはどういうことか、ここの『子連れ狼』の動画とか、わかりやすいでしょう。
日本人の文化、歴史、精神基盤、そのDNAを少しでも思い出しましょう。

尚、女が自決するのは、やはり貞操とかを守るためであるべきで、命をかけて貞操を守ることが、かつての武家の女子教育では説かれ続けてました。
女なら夫への忠誠心や純潔を守るための自決、男なら主君や目上の者への忠義による自決。

また主君や目上の者の仇としての復讐は美徳にされますが、下の者、たとえば妻や子が殺されたということへの復讐は、あまりいいものではないとされたようです。
上の例は、正に父上の敵討ちですよね。

男も女も、かつての日本人にとって死に方はとっても大切なものでしたが、反面、死にたいと思う時こそ、逆に生きなければいけないとも説かれてます。
だから死にたい、逃げ出したいと思って死ぬのは、本来なら武士道に反することにもなってしまうわけで、そのような自殺の類、決して日本人的なものとはいえません。死んだほうがマシだと思ってる時こそ、あえて生き抜いてみせようとする方が賞賛に値するわけです。
だから日本人だからという安直な自殺礼賛は間違いともいえます。たとえ日本人でも自殺(自害)には、そのための忠義が必要だということ。

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(2010.6.18)
諸外国では、戦で負けた敗者の長は、一般に処刑される。
しかし日本では、およそ中世以後では、罪人等を除いて処刑というものは基本的に存在しない。
敗者といえども、その名誉を尊重し、敵将の処刑はせずに自害させる。
 
これが日本で切腹が存在していた、真髄と見る。
 
他国なら、いずれにしろ、敗者の長や一族は皆殺しにされる。
切腹という行為だけを見て、それを野蛮とは考えず、広い目で、他国での皆殺しと日本での切腹を見比べて、どっちが野蛮かをよく考えていただきたい。
切腹がいかなる理由で存在し、それがあったことでいかに人間の尊厳が保たれていたか、冷静に評価してほしい。
 
ただし、戦時中の元では、切腹にこじつけて、この自害の精神が乱用された感はしますが……人の命の重みが軽んじられた。
しかし、武士道本来の教えでは、犬死になど否定している。
 
敗者の将はどっちみち死ぬ運命だが、日本では、敗者のなぶり殺しや、さらし者にしないことが、美徳とされてきた。
日本には、古来から敗者を賛美し、その尊厳を非常に重んじる風潮があったということだ。
こんなしきたりがあったのは、世界広しといえ、日本ぐらいだろう。
 
日本人は、世界に誇れるこんな立派な精神に、これまで長い間育まれてきたのである。
 
日本が敗者の尊厳を重視するのは、やはり天皇の存在が大きかった。
たとえ天下分け目の戦いに勝っても、日本では王や国の支配者にはなれない。
将軍、関白・・・・・国を統治するに必要な資格は、常に天皇の任命を受けなければならなかった。
このことが勝利者が、残虐で傲慢な独裁者にならず、敗者の尊厳を重んじる、徳の深い人格者たらんとされることを常に求められることにつながっていたのだろう。
 
天下分け目の戦いでも、それをさらに上で見ている者が常にいる。それが日本における天皇の存在である。
いかなる戦いに勝とうとも、天皇の上にはなれず、天皇を怒らすことはできない。
だから日本では、最後の勝利者でも、他国のようにすべての権限を持って傍若無人に振舞ったりすることはできなかった。
 
日本の武将、軍人などがストイックで、決して傲慢におごらずにいたのは、平家物語の存在も大きい。
「おごるもの久しからず」
いかなる状況においても、日本の武将たちはこの言葉を、常に信条に置いていた。
 
武士は常に体を鍛え、贅沢に染まってはならない。これも武士道の真髄である。
武士の食事は、上級武士も下級武士も、その食事はとても質素で、基本的にほとんど変わりがなかったという。
 
正に質実剛健。米国大統領 セオドア・ルーズベルトが日本人に感銘を受けた武士道の基本精神である。
ルーズベルトは、新渡戸稲三の『武士道』を読んで、これは素晴らしい本だと言って、身の周りの者に、何十冊と配って読ませたという。

『 武士の振る舞い 礼法 』  武道は、礼に始まり、礼に終わる 

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◆本物の“大和撫子”入門 ③ ~ 我の否定、徹底した自己犠牲精神 新渡戸稲造『武士道』より

◆性善説的な視点に立った教育勅語、「修身」道徳教育の補完としては、「毒をもって毒を制す」のマキアベリズムこそ最適

◆武士の子女教育カリキュラム ~ 貝原益軒『和俗童子訓』より

◆本物の“大和撫子”入門 ② ~ 貝原益軒『和俗童子訓』【女子を教ゆる法】より

◆日本人の心を奪われた日本人 ~ 世界最強だった日本軍 ~ 守るものを失った日本人

◆映画『Sayonara』 愛を貫いて死を恐れない、ヤマトナデシコ~ 変れば変るもの。日本人の美意識

◆この上なく高貴だった日本女性 ~ 明治の武士

◆自虐史観は日本人共通の唯一の宗教だった ~ 自虐史観からの脱却は日本における宗教革命

◆溝口映画『山椒大夫』=「安寿と厨子王」に見る日本人の価値観 ~ 左翼は日本の価値観に反する

◆心の拠り所と守るべき人を持たなくなった日本人 ~ 親も兄弟姉妹も、友達も学校もみんな嫌い

◆階級社会なくして日本は存立し得ない ~ 古来から存在した皇室

◆『昔の日本はアメリカと同じくらい広かった!』~ 日本人としての自信を持たせた祖母の言葉

◆保守の基本は『三匹の子ぶた』~日本をワラの家にしてしまう亡国 民主党日本政府

◆日本人の美的センスは世界一!~日本人はジャポニスムを忘れてしまった?

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特攻隊の青春群像 映画『 決戦の大空へ 』と、フィリピンの神風記念碑

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(2010.9)
戦時下の美しい青春群像 映画 『決戦の大空へ』(詳しくは右画像クリック)
当時の少年少女がリアルタイムでそのまま出てくる

海軍飛行兵養成所 予科練での生活・学習ぶりと、訓練生たちの憩いの場である倶楽部の人々との交流が描かれています。
もちろんご周知の通り、予科練卒業生はその後の特攻隊員の中核とされていきます。
戦時下の1943年に作られた戦意高揚のための国策映画ですが、人物描写も秀逸、とても爽やかな佳作。
特攻の決行は1944年からですので、この映画の頃はまだ特攻隊が編成されていません。
映画の最後、子供が「ボクも予科練に行く」と言い、お母さんが喜ぶ姿に、その後を知る私たち、何とも儚く悲しいものがこみ上げてきます。お子さんをお持ちの方だと、涙なくして見れないのではないでしょうか。
今に比べ、昔の若者たち、どれだけピュアだったことか・・・
聖女と呼ばれた原節子も出演。ぜひ一度、買ってもレンタルでもいいので、DVDご覧になって下さいませ。

映画『 決戦の大空へ 』 より 1943年(昭和18年) 『若鷲の歌』あり
出演:原節子、高田稔 他

別名「予科練の歌」と呼ばれる、お馴染みの挿入歌 『若鷲の歌』は大ヒットしました。当時の予科練(よかれん)の厳しい訓練風景や学校の様子、教官や子供たちの言葉使いまでリアルで見れますよ ^▽^)


神風特攻隊だって、絶対にムダになんかなってない!
特攻隊員は海外でも神!
その英霊、軍神が世界をどれだけ変えたことか

◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆
『フィリピン少年が見たカミカゼー幼い心に刻まれた優しい日本人たち』(桜の花出版)より(詳しくは右画像クリック)
フィリピンに建てられたカミカゼ記念碑

フィリピンの首都マニラをしばらく北上して、市街地から出ると広大な田園地帯が広がっている。南国の豊かな日差しを浴びて、元気のよい緑が広大な平地から遠くの山々を覆っている。
南九州から沖縄、台湾の景色と明らかな連続性を感じさせる。
さらに北上すると、広大な平野の中の道路脇に、ポツンと小さな霊園のような敷地がある。
四角い壁に囲われた中に横に長い石碑が立っている。
筆者が訪れた時には、車の交通もまばらで、あたりは静かだった。

これがフィリピン人ダニエル・ディソンが奔走してフィリピン政府により建立されたカミカゼ記念碑である。このあたりは先の大戦中、日本軍が使用していたマバラカット飛行場であり、ここから最初の神風特別攻撃隊が飛び立った。記念碑には、ディソンが書いた次のような碑文が記されている。

『第二次大戦終結までに、カミカゼはアメリカ軍艦を総計322隻撃沈または大破、9000人以上の海軍軍人を戦死させ、一方、5000人のカミカゼ隊員の内4600人が自殺攻撃にて戦死した。カミカゼは、世界史上比較しうるもののない全く大胆不敵なものであった』

歴史的調査が明らかにしたところによれば、カミカゼを支えた信条とは、世界のすべての民族に対する機会の均等と親睦が、自らの死によって実現されることを心底から願って自らの身を捧げたカミカゼ志願者達の思いである。

ディソンが大戦中に日本軍人と出会ったのは11歳の時であった。一人のフィリピン少年はどのような思いで、このような記念碑を造るに至ったのであろう。

12月の深い青色の空に白く輝く機体

1941(昭和16)年12月8日、午後1時頃、昼食を終えたディソン少年が立ち上がった所で、突然地面が揺れ、窓がガタガタと鳴った。祖父が「地震だ、地震だ」と叫んだ。

その後に、ゴーという低い轟音がして、続いて、ポップコーンが破裂するような音が空から降ってきた。窓に駆け寄って空を見上げると、小さな破裂した煙がいくつも見え、そのはるか上に爆撃機の編隊が二つ見えた。初めて見る日本軍だった。地震だと思ったのは、その爆撃機が落とした爆弾だった。近くにあるクラーク飛行場は、アメリカ軍の極東での主力基地である。そこを日本軍が急襲したのだった。

祖父は「何故日本がこんなところを攻撃できるんだ。日本はずっと遠くにあるはずじゃないか」と叫んでいた。祖父は新聞で日中戦争の事を知っており、また近くに住む中国人が日本人は残虐だと触れ回っていたので、日本軍をとても恐れていた。

もちろん私は日本軍をとても恐れてはいました。しかし、その時心の中では密かに日本軍のことを賞賛していました。
何しろ決して敗れないはずの白人を、私達と同じアジア人の日本人がやっつけているのですから。
私達は皆、日本の爆撃機の数を数えていました。私はその光景を忘れません。12月の深い青色の空に機体が白く美しく見えました。

日本兵から貰った乾パンと金平糖

年が明けて1月1日、日本軍がディソンの住むアンヘレスの町にもやってきた。アメリカ軍とその指揮下にあるフィリピン兵たちは、散発的な抵抗をしながらも、南に逃げていった。

ディソンの一家は戦闘を逃げて、深い谷間に数日隠れていた
が、ようやく静かになったので、町に戻ってきた。町には大勢の日本兵がいた。ディソン少年の伯父はマニラで日本人と働いたことがあるので、「『アリガト』と」と、教えてくれた。
そこで、ディソンらが「アリガト! アリガト!」と言うと、日本兵はみな笑い出した。何かひどい扱いを受けるのではないかと心配していたディソンは、少しほっとした。

日本兵たちは、ポケットから何かを出して、子供達に渡した。
ディソン少年も一つ貰ったが、それは布でできた小さな袋で口をひもで縛るようになっていた。巾着である。明けてみると、小さな四角いビスケット(乾パン)と砂糖のボール(金平糖)が入っていた。
それが、ディソンが日本兵からもらった最初のものだった。

日本軍将兵とフィリピンの子供達

やがてディソン少年は、日本兵たちとバスケットボールをしたり、また知り合いが日本軍の炊事場で働くようになると、その手伝いをするようになった。
ヤマカワ中尉という25歳くらいの人が、ディソンを自分の弟に似ていると言って、可愛がってくれた。よくディソンの手をとって、一緒に散歩をした。
ある時、ヤマカワ中尉はディソンが描いた絵を見て、「うーん、ベリーグッドじゃないか」と言った。そして時々、白い紙を鉛筆をくれて、自分や部下の絵を描かせた。

妻子を故郷においてフィリピンに駐屯している日本軍将兵たちにとって、フィリピンの子供達は心を和ませてくれる存在だったようだ。

後にディソンの妻になるエンリケッタも、アンヘレスのすぐ南のポラックという町に住んでいて、似たような経験をしている。近くに日本軍の飛行場があり、毎日そこに行って、雑草を引き抜く仕事をしては1ペソ貰う。やがて背の低いがっりとした体格の日本兵が、エンリケッタによくキャンディーやクッキーをくれるようになった。

エンリケッタは飛行士たちとも仲良しになった。飛行士の一人はエンリケッタを抱き上げて、戦闘機の翼の上に乗せ、その特設ステージで、エンリケッタは得意の歌と踊りを披露した。
司令官のマエダさんはそんな光景をいつも見ているだけだったが、ある時、エンリケッタが熱を出して二日も基地に行かないでいると、トラックで家まで見舞いに来てくれた。そして袋一杯のキャンディーとクッキーを置いていってくれた。

鉢巻きをした日本軍の飛行士たち

しかし、1944(昭和19)年になると、戦局が悪化し、食糧事情も悪くなっていった。共産ゲリラや親米派ゲリラの活動が活発になり、親日派の市長や警察署長、そして日本兵の暗殺が行われるようになった。日本軍そのものが幹線道路で待ち伏せ攻撃を受けるようになり、日本の将兵は疑い深くなっていった。
ゲリラを支援した人間や、ゲリラとの疑いをかけられた人々が処刑された。

9月21日、アメリカ軍の飛行機がアンヘレス周辺にあるすべての飛行場を爆撃した。それからは毎日、空襲があった。
その頃から、アンヘレスで鉢巻きをした日本軍の飛行士たちを見かけるようになった。日本の、彼らと街で会うと、お辞儀をしていた。

ある晩、この飛行士たちが泊まっている家からピアノの伴奏が始まり、いろいろな軍歌が聞こえてきた。悲しい調子の曲も流れた。その一つが「海ゆかば」だった。そして翌朝、彼らは飛び立つと、二度と帰ってこないのだった。
こうした事が繰り返されたが、ディソン少年を含めフィリピン人たちは、彼らがどういうことをしているのか、知らなかった。

運命を変えた一冊の古本

1945(昭和20)年1月28日、アメリカ軍がアンヘレスを解放した。アンヘレス周辺には、敗走し、部隊からはぐれた日本兵たちがうろうろしていたが、ゲリラや米軍などに容赦なく殺されていった。

2ヶ月もするとアンヘレスでの生活ももとに戻った。ディソンはしばらくアメリカ軍の身の回りをする仕事をしていたが、6月には高等学校が再開されたので、仕事を辞めて、学校に通い始めた。

1946年7月4日、フィリピンは独立したが、経済はアメリカ人に牛耳られ、独立とは名ばかりのものだった。共産ゲリラが政府を攻撃し、街を爆弾などで襲う事件が頻発した。

ディソンはフィリピン大学の美術学部の奨学生に選ばれた。
美術の勉強の傍らで、歴史にも興味を持つようになった。そして、フィリピンの歴史を掘り下げていくと、全く教えられてい なかった事をいくつも発見した。
たとえば、フィリピンは16世紀にスペインによって植民地化される前に西洋文明とは違った文明を発達させていた。その事を知っただけで、フィリピン人としての誇りを感じた。アメリカの植民地時代には、常にアメリカ人の下にいて、その顔色をうかがっており、かつてフィリピン人の誇りを持ったことはなかった。

1963年に大学を卒業すると、画家になるための修行をしながら、伯父と伯母が始めた会社に勤め始めた。
1965年、35歳の時、ディソンの兄がマニラの路上の古本屋で、一冊の古本を買った。それがディソンの運命を変えた。

「何かをしなければいけない」

その本は『ディバイン・ウインド(神風)』というタイトルのアメリカで出版されたポケット版の本だった。猪口力平(元大佐)・中島正(元少佐)著『神風特別攻撃隊』の英訳版である。
この本を兄から借りて読んでみて、ディソンは衝撃を受けた。
クラーク飛行場やアンヘレス、そしてその隣町でカミカゼが生まれたマバラカットについて書かれていた。
少年の時に見たあの鉢巻きをした飛行士達がカミカゼだったのである。

読み進むに従って、私はこの本により深く結びつき、カミカゼの飛行士達に驚き、心が動かされていきました。私はカミカゼの意味について深く知っていきました。
そして、本の最後で、カミカゼの飛行士達の遺書に行き当たりました。
これらの遺書を読むと、私はカミカゼのことを記録し残していくために何かをしなければいけないと強く思うようになったのでした。

カミカゼの記念碑建立

ディソンは、著者の猪口氏や中島氏と手紙をやりとりして、カミカゼが1944年10月20日にマバラカットで誕生したことを確認した。

息子達の教育費で生活の方は苦しかったが、そんな中でディソンは政府に、カミカゼが初出撃した飛行場の跡地に記念碑を建立するよう働きかけた。妻のエンリケッタも学校の教師をしながら、ディソンの活動を支えてくれた。幼いころ、日本の飛行士達と遊んだ記憶が、無意識のうちにそうさせたのかも知れない。

しかし、状況は最悪だった。ディソンは体調を崩し、1971年には会社を辞めた。翌年、マルコス大統領がフィリピン全土に戒厳令を敷き、アンヘレスも共産ゲリラの活動で治安は最悪だった。そんな混乱の中で、もし政府関係者が反日の人間だったら、ディソンも逮捕されるかもしれない。

1973年、ようやくチャンスがやってきた。マルコス大統領が日本からの投資を呼び込もうと、マニラの南郊2時間の場所に日本将兵の慰霊碑を建てる事を許可したのだ。ディソンはマルコス政権の観光局長に会って、カミカゼの記念碑を建てる事の方がずっと重要であることを説いた。局長は賛同した。一週間も経たないうちに観光局のジャーナリストが取材にやってきて、ディソンがカミカゼについて話した内容を全国版の新聞に掲載してくれた。

こうして1974年にかつてのマバラカット東飛行場の跡地に「第二次大戦に於いて日本神風特別攻撃隊機が最初に飛び立った飛行場」という碑文が入った記念碑が建立された。

観光局のジャーナリストが記念碑完成を報道すると、アメリカやカナダ、シンガポール、スペインなどから記者が取材にやってきて、カミカゼ記念碑を世界中に報道した。それで世界各地から観光客やジャーナリストがやってくるようになった・・・  (抜粋終り)

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(2011.7.16)
茨城の阿見町というところに、予科練平和記念館というのがあります(詳しくは右画像クリック)。ご興味ある方、ぜひ一度ご来訪ください。
この土浦が舞台の下動画、映画『決戦の大空へ』(1943)オリジナル『若鷲の歌』、何度聴いてもいいですね ^▽^) ぜひご覧ください。
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(2012.9.2)
予科練平和記念館、ただいま人間魚雷「回天」展が開催されてますよ。

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(2013.8.30)
『若鷲の歌』は子供も大好きで、よく聴きたがるし、ここでピアノ弾き語りで歌ってますし、カラオケでも歌う度、大喝采を浴びます ^▽^)
まだ下の動画を見られてない方、ぜひ一度ご覧くださいね。
予科練平和記念館、ただいま「空をめざした少年たち 陸軍少年飛行兵と予科練」展、開催中です。

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(2014.7.7)
ご紹介の予科練平和記念館、今夏もイベント開催されてます。随時、いろんなイベントが開催されてるので近隣の方はぜひ行かれてみてくださいませ。行けない方は、ぜひサイトだけでも ^▽^)

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(2020.6.5)
いつもありがとうございます。
予科練平和記念館、ずっと休館されていましたが、やっと来週火曜の9日から再開されるようです。

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◆軍歌『若鷲の歌』 = 「予科練の歌」を、6歳の子供にピアノ弾き語りで歌ってもらいました!

◆『松本零士 父に見た本物のサムライ魂』 子供には宮崎アニメでなく松本零士

◆霞ヶ浦 特攻隊のふるさと 土浦(阿見) 予科練跡巡り

◆何よりも、独立自尊の精神を叩き込むのが保守でしょうが!~ 国旗、国歌、天皇より、先に来るもの

◆【保存版】愛国保守派オススメ・スポット特集 ~ 子連れもカップルもOK!

◆朝鮮・同和・原爆・弱者 ← 左翼の食い物 ~ 利権あさりと誹謗中傷に明け暮れる左翼

◆天皇陛下万歳! 大日本帝国万歳! ~ 愛国者なら大ヒット作『明治天皇と日露大戦争』は必見!

◆左翼の勝利は日本と天皇の死を意味する ~ 反日マスコミ VS ネット世論

◆あなたは反米? 親米? それとも反ユダヤ?① ~ マッカーサーとパチンコと朝鮮人

◆日本のGDP 外需が内需を支えている ③ ~ 決して戦前も、ひどい軍事国家ではなかった

◆日本人の心を奪われた日本人 ~ 世界最強だった日本軍 ~ 守るものを失った日本人

◆亡国のシナリオ ② ~ 日本を、過去に滅んだロマノフ朝やハプスブルク帝国になぞらえたパターン

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映画『Sayonara』 愛を貫いて死を恐れない、ヤマトナデシコ
~ 変れば変るもの。日本人の美意識

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(2014.10.15)
私がこれ書いたら、この映画について、日本女がアメリカ人に熱を上げる日本女性貶め映画だとか触れまわってる奴がいたみたいだけど、それは映画を見させたくない工作員のデタラメ。
ここのビデオ見ただけでも分かりますが、この映画は全く逆で、アメリカ人の男女がそれぞれ日本人と日本の文化に惚れ込むお話です。

そしてここのビデオでも出てきますが、映画の終わりの方でヒロインが歌う美しいメロディが何なのか、私も知らず最初はわからなかったのですが、昔の童謡集とか聴いててわかったのですが、これは、大正から昭和初期にかけて大流行した『花嫁人形』という歌です。この曲の歌詞は難解なのですが、花嫁衣裳に身を包んだ人形が泣いているという内容は、この映画内でヒロインが歌う場面の心情にちょうどつなげられています。日本には、今では知られていない、素晴らしい歌が本当にいっぱいあるんです。

『花嫁人形』 1924年(大正10年)発表
作曲:杉山はせを 作詞:蕗谷虹児

金襴緞子(きんらんどんす)の 帯しめながら
花嫁御寮(はなよめごりょう)は なぜ泣くのだろ

文金島田(ぶんきんしまだ)に 髪(かみ)結(ゆ)いながら
花嫁御寮は なぜ泣くのだろ

あねさんごっこの 花嫁人形は
赤い鹿(か)の子の 振袖(ふりそで)着てる

泣けば鹿の子の たもとがきれる
涙(なみだ)で鹿の子の 赤い紅(べに)にじむ

泣くに泣かれぬ 花嫁人形は
赤い鹿の子の 千代紙衣装(ちよがみいしょう)

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(2012.6.7)
1957年のアメリカ映画『SAYONARA』(さよなら)(詳しくは右画像クリック)。マーロン・ブランド主演、ナンシー梅木(梅木美代志)が日本人初のアカデミー助演女優賞受賞の快挙を成し遂げた作品。『日本誕生』『明治天皇と日露大戦争』とかもそうですが、なぜか日本では殆どと言っていいほど知られていませんね。今では見たことある人なんて希少では?

この映画はアメリカ人の小説が元で、アメリカ人の描いた日本人像であり、音楽が中国風なのが混じってたり、他にもちょっと違うだろって、ツッコミどころがないわけではないけど、何といっても当時の日本の風景、日本人たち、歌舞伎や能、浄瑠璃、茶の湯など日本の代表的伝統文化をまざまざと見せてくれるわけで、映画として大変な傑作であるだけでなく貴重な当時の日本の記録ともいえます。

舞台は朝鮮戦争時、米軍将校と日本女性の結婚がご法度とされていた頃。
日本女性と結婚した米軍将校の話に始まり、主役のマーロン・ブランドも歌劇団のスターだった日本女性と恋に落ち・・・ラストまでの展開、タイトルから連想される結末は・・・なのですが、とても見応えありますよ。
やっぱり本物の日本文化を垣間見れ、当時の日本女性や街並みがそのまま出てきてるところ、見逃せません。
当時の日本人の身のこなしや言葉遣いなど見るには、本当は古い日本映画を見るのが一番よく確かなのですが、この『SAYONARA』は日本という国を紹介するため、外国人がその魅力や文化のエッセンスをとりまとめたような映画なので、そういう意味でむしろ今の日本人は当時の日本人からすれば外国人同様であり、古い伝統文化とかをまとめて見るにはこっちの方が手っ取り早いような気もします。だけど身のこなしや言葉づかい、服装とかは、絶対、古い日本映画の方がシッカリしてます。
でも、もちろんイデオロギー的にも親日色丸出しだし、この『SAYONARA』、総じてとってもいい映画。

特に夫婦岩のシーン(右写真)、縄で結ばれている大きな岩と小さな岩。夫婦、男女関係ってのは本当はこんな感じ。小さい岩を守るかのよう寄り添ってる大きな岩。とっても感動的です ^▽^)
今のキチガイ左翼やフェミだと、「どうして女の方が小さいんだ! 差別だ。同じ大きさにしろ!」とか言いかねないし、“夫婦岩”というより、“母子岩”とかに勝手にされてしまいそうな感じですが、当時、そして本来の日本人の感性では絶対にこの岩は夫婦を連想させるものだったわけ。そもそも母子はずっと一緒ではありませんから。
それに同じ大きさなら男が女を守る必要もないし、小さく弱いからこそ女は可愛いのであって、傍らにいる女を男は守ろうとするわけ。

尚、ヒロインには当初、オードリー・ヘプバーンに打診したところ断られ、無名の新人の高 美以子が抜擢されたそう。高はロサンゼルス生まれの日系二世。
日本語「サヨナラ」が世界に知られるようなったのは、この映画から。また世界における日本女性のイメージ、この映画が決定づけたといってもいいでしょう。

当時の日本人の価値観として、女性とて死を恐れていなかったということ。
古くは『平家物語』から、心中もの、沖縄の自決伝などにも残されている通り、日本人、日本女性が文化として長い間持ち続けていた美意識・・・当時のそういう一途で凛としたヤマトナデシコ気質というものが非常によく伝わってきます。
とっても献身的だった当時の日本女性、世界中の男性の憧れ、モテテいたのは当たり前ですね。
それが今はフニャフニャで「命!」「命!」「命が大事!」ですからねえ。見苦しいです。

ハリウッドが日本女性を描いた似たタイプの映画としては、チャン・ツィイーが芸者役で主演の『SAYURI』(2005)がありますが、あれを見るくらいなら、絶対『SAYONARA』を見ましょう。

映画 『 サヨナラ 』 (Sayonara) より (1957)
出演:マーロン・ブランド、高美以子、レッド・バトンズ、ナンシー梅木 他

ヒロインの美しさに目がいってしまいがちでしょうが、お座敷に入って出る際のナンシー梅木の作法が見事です。それと、茶の湯でお点前を披露してる男性のカッコよさったらありません。女性のお点前だとああはいきませんし。

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◆日本人の美意識が結集!溝口健二『雨月物語』~ 品が悪くなった日本女性

◆日本神話が題材のスペクタクル巨編 映画 『 日本誕生 』について

◆日本に漫画・アニメ文化が興ったのは、痛い敗戦があってこそ ~ 石森章太郎の世界②

◆天皇陛下万歳! 大日本帝国万歳! ~ 愛国者なら大ヒット作『明治天皇と日露大戦争』は必見!

◆三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン 往年の豪華キャスト ~ 侍の武士道の美徳が満開! 映画『レッド・サン』を見ました

◆本物の“大和撫子”入門 ③ ~ 我の否定、徹底した自己犠牲精神 新渡戸稲造『武士道』より

◆「日本の妖怪が勝ったぞ!」、いやあ、昔の日本映画は本当に素晴らしい

◆『エマニエル夫人』~『失楽園』~『千と千尋の神隠し』 女への阿婆擦れフシダラ洗脳工作の時系列ポイントと『或る女』

◆エセ保守 捏造ノスタルジーの映画『ALWAYS 三丁目の夕日』について

◆子供に見せるなら、『ハリー・ポッター』より『スター・ウォーズ』だな

◆『リボンの騎士』が暗示するもの ~ 手塚治虫のポジション

◆ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の愛した日本 ~ ドラマ『日本の面影』より①

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溝口映画『山椒大夫』=「安寿と厨子王」に見る日本人の価値観
~ 左翼思想は日本の価値観に反する

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(2021.2.22)
「真の民主主義を取り戻そう!」なんて声高にヌカす人が多いわけですが、そんなもの最初からないし、どこにもないんだよ。“民主主義”自体がまやかしなんだから。民衆なんてバカがほとんどなんだから、悪の巨大勢力からすれば、そんな奴ら操るなんて容易いんだよ。民主主義に幻想持つこと自体、禁物。日本では、陛下に正気になってもらって、立ち上がってもらう以外ない。

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(2017.1.7)
まずは、私たち自身が本来の日本人の感性に戻らなければならない。皇室、陛下さえ最近は怪しくなってます

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(始めから)  (2010.2)
今や何処もかしこも、腐った価値観を持った日本人しかいない
最早、守るべき日本人などいないのだ。

ちなみに溝口の映画『山椒大夫』からも(詳しくは右画像クリック)、本来の日本人の美意識・価値観がハッキリ伺える。
もちろん原作は鴎外だが・・・・・

山椒大夫=有名な「安寿と厨子王」の話

高名な貴族の出だった兄妹 安寿と厨子王、母と旅する旅の途中で、人買に捕らえられ、
兄妹は奴隷、母は遊女として売り飛ばされる。
安寿と厨子王は、山椒大夫の元で、悲惨な強制労働に服される。

これが『蟹工船』のような左翼・プロレタリア系の作品なら、奴婢が一斉蜂起して山椒大夫をやっつけ、人々は解放されるという展開になるだろう。
しかし、そこは日本人の価値観と美意識。日本では、そんな昔話は存在しない。

何とか厨子王は山椒大夫の元から逃れることに成功。
最高指導者である関白に面会して、高貴な公家の子孫であったことも認められ、山椒大夫がいるところの国の守まで任じられる。
厨子王は、奴婢を禁じるおフレを出し、山椒大夫の所の奴婢たちを解放する。

要するに、下からの一揆ではなく、奴婢だった厨子王が高官となり、上からの改革で過酷な運命にあった奴婢たちを解放するという流れ。

つまり、血の粛清による革命でなく、日本では、あくまで官僚による上からの改革を良しとする。
加えて未来を厨子王に託す、安寿の美しい自己犠牲精神。
これこそが、日本人の美意識による価値観なのである。

そして、そういった世のための改革を高官が推し進めるに当り、さらに上から支持する者の存在が必要となる。
でないと利権にまみれた守旧派に、改革が押し潰されてしまう。
改革を最上位から支持する者こそが天皇、摂政や関白なのである(いわゆる“ミカド”)。

そもそも日本では、皇族を含む特権階級そのものを敵視し、体制破壊まで目論むなど有りえなかったということだ。
武家が公家を倒したのも、下からの革命ではなく、あくまで特権階級同士の勢力争いにすぎない。

これがもしも、階級末端である下からの改革ということになると、当然、天皇の存在自体を否定しなければならなくなってしまう。

大衆が体制をひっくり返すような左翼的な革命志向なんて、もともと日本人には存在しなかった価値観。
だから、日本人にとっての世直しとは、あくまで上からの改革を善しとすることである。

これだけでも、本来の日本人としての価値観・美意識が、どういうものであったか、おわかりいたただけたろうか?

つまり革命的な左翼思想自体、皇室を中心とする日本人としては元から異端であり、国民主権思想を含む、左翼がのさばること自体、もはや日本では革命と相成っているということだ。

映画『山椒大夫』(1954)予告編 (詳しくは右画像クリック)
監督:溝口健二  出演: 田中絹代、花柳喜章、香川京子 他


この『山椒大夫』の初期の東映アニメ『安寿と厨子王』もオススメ!

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(2011.2.28)
私が森鴎外を読み始めたのは中学生ぐらいからでしょうか。
漱石の作品はそれほどいいとは思えませんでしたが、鴎外の世界にはとっても魅かれるものがありました。
だけど、なぜか世間やマスコミの評判は漱石の方が断然いい。
学生になったら、漱石を読んどけとか、学校とかいろんなとこでよく言われたものです。

怒る方おられるかもしれませんが、漱石がこんなに持ち上げられてるワケ、実は彼が朝日新聞にいたことが大きいのではないかと思っています。
「学生なら夏目漱石を読んどけ」と言われたのは、「受験生なら朝日新聞を読むべし」と言われてたのと、きっと同じ類で、恐らく発信源も同じでしょう。

それと、前にNHKで夏目漱石の特集をやってた時、ゲストに唯一の知識人として漱石の大ファンとかで朝鮮人 姜尚中が出ていました。
私がいいと思わない漱石が世間で持ち上げられてるヒント、実はこの辺にあるのではないかと考えていますが・・・
うちには学生の頃に買った夏目漱石の作品が一冊にまとめられた、朝日新聞社刊の分厚い全集が今もあります。

反中韓なだけでは、保守でもなんでもありません。
本当に日本人が失ってしまったもの、古い日本映画を見れば感じ取れる方、きっとたくさんいると思います。

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(2013.2.6)
女子柔道選手のJOCへの監督チクリ・叩きは、左翼・共産主義イデオロギーが元になっている。
監督・コーチに従うべき選手(民衆)らが「あいつ悪い奴だ」とみんなで権力者(監督・コーチ)を悪者として吊し上げ、叩きのめそうという革命イデオロギーが根にあるわけ。

こういうのがまかり通り始めると、あの役員気に食わねえ、あの校長気に食わねえ、あの上司気に食わねえ、あいつ気に食わねえ・・・って風にやりたい放題、某宗教団体や悪質な労組等が組織的に暗躍することで、容易に体制をひっくり返すことができるようになるわけ。

つまり『蟹工船』のパターンの悪用。
日本的な改革手法とも言える、『山椒大夫』のパターンとは好対照。

もし、女子柔道で極悪非道・超暴力的な指導が本当になされていたというなら、選手たちは自らが立派な成績を上げた後、立派な指導者にでもなって、自らが先頭に立って指導の仕方について改革をしていけばいい。それこそが日本人としての美徳を持った伝統的なやり方、流儀。
それを、メダルとれなかったのをグジュグジュと監督やコーチのせいにして罵ったり、外にまで触れ回るなんて鬼畜、外道のやること。告発した選手どもは正に腐りきった女たち、日本の恥さらし、ゴミ、クズ、カス、卑怯者。武道家の風上にも置けないわ。

このままでは、旧東欧共産主義国家やフランス革命時などのチクリ・密告が横行した通報社会と同様に日本がなっていきます。
また気になるのは、NHKがかつて海老沢会長というのがマスコミに叩かれて追放された後(2005)、急激に左翼・反日外国人に乗っ取られて今に至っているわけで、女子柔道もその流れに倣っていくことでしょう(今にして思えば、あのNHKのゴタゴタ事件も、マスコミと反日左翼勢力の仕込みだったのだと誰もが感じているはず)。

女子サッカーなんかもすでに北朝鮮や電通に乗っ取られているし、私にとっては女子柔道なんてどうだっていいのだけど、朝鮮系選手ばかりになって、それらが日本女性の代表であるかのよう子供たちの前などでも日本人らしからぬ振舞いをしてまわり(女がガニマタやガッツポーズとったり変なパフォーマンスしたり)、日本の伝統・文化破壊、日本貶めにプロパガンダ利用されそうなので、そのことが気がかりではあります。

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(始めから)◆日本人の美意識が結集!溝口健二『雨月物語』~ 品が悪くなった日本女性

◆往年の日本映画を子供が見はじめました! ~ 『山椒大夫』 『隠し砦の三悪人』

◆そもそも革命とは ~ フランス革命に見る民衆とマスコミの狂気

◆階級社会なくして日本は存立し得ない ~ 古来から存在した皇室

『雨月物語』予告編付◆もう日本人なんてどこにもいない ~ 子供を世界で日本人として通用させたいなら

◆個性の追求、結婚できない無縁社会の到来 ~ 漱石に見るネコの意味するもの

◆腐った価値観を決定づけたもの ~ 節操ない男女観とセックスに毒された日本人

◆気持ち悪いフェミ女、勘違い女ばかりの、今の日本のTV、CM

◆官僚への攻撃は反日勢力の陰謀①~官僚への度を超した攻撃に興じる売国マスコミと民主党

◆敗者の名誉を重んじた日本人 ~ 日本で切腹が存在した意味

◆日本神話の絵本について ~ 子供たちに日本と天皇へ愛着を持たせましょう

◆何よりも、独立自尊の精神を叩き込むのが保守でしょうが!~ 国旗、国歌、天皇より、先に来るもの

◆『お正月』の歌に見る、日本の子供文化の完全崩壊!~ 独楽、羽根つき、凧揚げ、マリつき・・・どこいった!?

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もう日本人なんてどこにもいない ~ 往年の日本映画を見て
~ 子供を世界で通用する日本人にしたいなら

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(2017.12.18)
私もまったく同じことを感じてましたが、子供(小6)が小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『日本の面影』を読んで、「日本人以上に日本人だ」と言ってました。
下記は『明治日本の面影』(講談社)から(詳しくは右画像クリック)。『日本の面影』は角川版と講談社版が容易に入手できますが、全編収録の完訳版が現在刊行されておらず抜粋版しかないようです。共に素晴らしい内容ですが、個人的には前にコチラで紹介の角川版の方が文章が流麗で好きなのですが、この部分は角川版には収録されてなさそうです。

「日本は道徳を合理的なものとしたばかりでなく、それを本能的なものにまで高めた。日本は、限られた範囲内でしか過ぎなかったかもしれないが、西洋のもっとも秀れた思想家が最高の幸福とみなすような社会的条件のいくつかを実際に造りだしてみせたのである。」

「だがその過去へ――日本の若い世代が軽蔑すべきものとみなしている自国の過去へ、日本人が将来振り返る日が必ず来るであろう、ちょうど我々西洋人が古代ギリシャ文明を振り返るように。その時日本人は昔の人が単純素朴な喜びに満足できたことを羨しく思いもするだろう。その時はもう失われているに相違ない純粋な生きる喜びの感覚、自然と親しく、神の子のようにまじわった昔と、その自然との睦じさをそのまま映したありし日の驚くべき芸術――そうした感覚や芸術の喪失を将来の日本人は残念な遺憾なことに思うだろう。その時になって日本人は昔の世界がどれほど光輝いて美しいものであったか、あらためて思い返すに相違ない。その時になって彼等は歎くにちがいない。いまは消え失せてしまった古風な忍耐や自己犠牲、古風な礼儀、昔からの信仰にひそんだ深い人間的な詩情……日本人はその時多くの事物を思い返して驚きまた歎くに相違ない。とくに古代の神々の顔を見、表情を見なおして驚くに相違ない。なぜならその神々の微笑はかつては日本人自身の似顔絵であり、その日本人自身の微笑でもあったのだから。」

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(2012.12.3)
「日本を取り戻すぞー!」なんて言っても、何だか意味がわからないという人はたくさんいると思います。
でも、日本を取り返すより先に、自分が日本人であることを取り返さないといけないと思うよ。
日本を取り戻そうなんて言われても、本当に取り返せるかは難しいけど、自分が日本人であることを取り戻すくらいなら、国に頼らなくとも自分一人で、その気になれば誰でも出来ると思いますよ。それと自分の家族くらいなら出来そう。
そういう人が増えていけば、自然と日本だって取り返せると思う。逆に人々に日本人たる部分がないのなら、いつまで経っても日本は取り返せないでしょう。これは現実生活はともかくとして、個々の人がその美意識や価値観を、どこに置くかによって決まるといっていい。
あれから、ダンス、ヒップホップなんてものまで学校で教えられることになってしまいましたね。

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(2010.4.8)    (戻る)
既に守るべき日本人なんて、もう、どこにもいないのだ。
結論として、こうならざるを得ない。
いるのは、単に日本国籍を持っているだけの者だ。

少し前までの日本人が持っていた、世界に比類ない感性、品格、強靭な精神力、正常な貞操観念、暖かい人情と家族意識・・・・・
そんなもの、今や誰も持ち合わせていない。
もはや、守るほどの日本人なんてどこにもいないのだ。

今の歴史モノのTVドラマなど 。
衣装や設備・・・要するにハードだけが日本的なものを真似、その中身は本来の日本人でないも同然。
特に女性の身のこなしや喋り口など、ひどいものだ。
これは昔の日本映画を見れば、一目瞭然。

今の時代劇はストーリーしかなく、人物や状況の描写、シャベリ口が全然ダメ。
これは時代劇に関わらず、今の日本におけるあらゆる創作モノ、映画・TVドラマ、アニメ、小説などについて、すべて同じことが言える。

1950年代、日本映画黄金期の溝口健二 映画『雨月物語』(詳しくは右画像クリック)。
もちろん原作は、江戸時代 上田秋成の代表作、日本初ともいえるベストセラーとなった作品。
ベネチア映画祭で監督として最高位を受賞した、この映画の美しさにこそ、世界が憧れた日本人の美意識が集約されている。

自分はすでに、今の日本人なんかを守るのでなく、日本の伝統・文化を身につけ、本来の日本人としてのアイデンティティを確立するモードに入っている。

そして、自分の子供だけは立派な日本人に育てたい。
しっかりと日本文化・歴史を語れる、世界で恥をかかない日本人に子供を育てたいなら、
男の子なら柔道、剣道などの武道。
女の子なら茶道、華道など、日本舞踊や書道、琴奏のようなものもよいだろう。
和作法は男女とも習得させるべし、特に女の子には絶対!

習い事における日本的なものの区別のキーワードとして、“道”にこだわるのもいい。

千利休の茶道は、日本人の美しい身のこなしや精神文化が集約されている。
茶の湯には少し前から通っている。
加えて、弓道でも始めようかと思っている。
市内にも、都合よく弓道場を見つけた。

最も大切なのは、排外主義的な外国人排斥だけ叫ぶのでなく、日本人が本来の価値観を持った日本人に戻ること。
誰もが本来の日本人としてのアイデンティティに目覚め、日本の伝統・文化を大切にするようなったなら、そのとき真の日本の復活が起こり得るだろうが・・・・・

映画 『 雨月物語 』 予告編  (1953)
監督:溝口健二  出演:森雅之、田中絹代、京マチ子 他


『雨月物語』について 続き

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(戻る)◆女子供の洗脳で男もバカになった!② ~ コストでは代えられない精神性

◆本来の日本人の作法、立居振舞を子供たちに習得させましょう ~ 学校教育に責任転嫁したり期待しすぎてはいけません

◆世界が憧れた日本の家族の絆 ~ 小津安二郎映画に見る世界

◆失われた日本人の精神性と天皇の祈り③ ~ 日本人の精神性は世界随一であった

◆日本人の美意識が結集!溝口健二『雨月物語』~ 品が悪くなった日本女性

◆自虐史観は日本人共通の唯一の宗教だった ~ 自虐史観からの脱却は日本における宗教革命

◆日本人の美的センスは世界一!~日本人はジャポニスムを忘れてしまった?

◆萌えキャラ自衛隊、K-POPとか見てるだけで、この国は終わってる感が・・・~ 現実として、今の日本でいいものって何がある?

◆“なでしこ”女子サッカー選手もファンも在日の手の中

◆本物の“大和撫子”入門 ③ ~ 我の否定、徹底した自己犠牲精神 新渡戸稲造『武士道』より

◆古代日本史における朝鮮半島の倭国領を歴史から取り返さなければならない! ~ 朝鮮に文化をもたらし、古代朝鮮半島南部を支配した倭人

◆三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン 往年の豪華キャスト ~ 侍の武士道の美徳が満開! 映画『レッド・サン』を見ました

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日本人の美的センスは世界一!~日本人はジャポニスムを忘れてしまった?

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(2012.8.17)
(下写真)  モネ 『ラ・ジャポネーズ』 1875-1876
金髪の鬘をかぶり、思いっきり和風の装いで芸者風のポーズ。妻であったカミーユがモデルとされる。

(左下写真)  ホイッスラー 『陶磁の国の姫君』 1862-1863
(右下写真)  ボナール 『砂遊びをする子供』 1894頃


19世紀から20世紀にかけてのジャポニズムは、ルネッサンスに匹敵するほど、欧米の美術界を揺り動かしました。日本では随分慎ましやかにしか教えられてないけど、日本文化が世界に与えた威力はそれだけ絶大。
日本人は何かを改良して使うのが得意とか言われるけど、当時の日本画はどっかの影響受けたりどっかをマネたものなんかではないし(特に室町から江戸期にかけて。江戸期なんて鎖国してたからこそ、あれだけの文化が生まれたともいえるだろうし)、全くもって日本独自の文化が世界に大きな影響を与えたということ。往年の日本人の美的センスは当時の世界の芸術家の憧れでもあったわけで。
対して今の(萌え)アニメが世界で大人気だって・・・インチキ・マスゴミにダマされないでね。

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(2010.8)
欧州とかの街並みに比べれば、現代日本の建物は何の変哲もなく、つまらない街並みになってしまっていますが、元々、日本の美的水準は、昔から世界でもトップレベルであったのは間違いないと思います。

音楽では、現代の音楽大国ともいえる、英米にはかないませんが(といっても最近の米英の音楽もひどいものですが・・・)、日本人の美的センスは世界で認められています。

中国へは一度、韓国へは二度、訪れたことがありますが、日本にあるものより美しいと感じるような建物は、見たことありません。
特に韓国に至っては、ソウルの旧王宮を見ても、日本の建物に比べると、奥ゆかしさというものが全然感じられないのです。
形だけは豪勢なイメージを繕ってますが、その裏に秘める深い文化というようなものが、全く伝わってきません。

中国に至っても、歴史ある建物はすべて観光に利用されてるだけで、建物にあった本来の精神というものが、今や完全に死んでしまっています。本物の僧侶や神官なんて、文化大革命ですべて虐殺されてしまっているのです。

日本の神社仏閣など建物の多くが、未だに生き続けていることからも、これは決定的に異なる点です。

 
ソウル 昌徳宮の秘苑              ハルビン 太陽島公園の日本庭園

ソウルで最も美しいといわれる庭園の秘苑だって、日本国内各所にある日本庭園の美しさに比べれば、足元にも及ばないと思います。

また、中国 旧満洲のハルビンには、戦後作られた日本庭園があります。手入れも疎かなせいで、日本人の目からすれば、今の状態ではお世辞にも美しいといえるものではありません。一応茶室とかもあったように思います。

これらは、写真だと上手に撮ったりすれば綺麗に見えたりしますが、実際はハッキリいいまして、とても感動を与えるといったものではありません。

確かに、お茶自体は中国から伝わったのでしょうが、これを茶道という芸術の域に極めたのだって、日本人の美意識あってこそ。日本以外に、茶道なんてものは存在しません。
外国人にとっては、お茶なんてただの飲みものという発想以外、何も生まれないのです。
華道や他の美術工芸にいたっても、その傾向に変わりはなく、日本の美的水準やその技術の高さは、中国・朝鮮の比ではないのです。

日本人の美意識には、身のこなしはもちろん、花の飾り付けや和服の着付け一つとっても、いろんな流派があり、それぞれに完璧が求められていました。
これほど深く、多様な文化を持っている国は、他にないのです。
これらは韓国や中国が、いくら昔の日本のドラマや映画などに出てくる美をマネて作品を作ろうとも、決して再現できるものではありません。
彼ら外国人には、花は花にしか、和服はただの服にしか見えません。しかし、元来の日本人は、それらを全く別のものとして捉える感性を持っていました。
単に「綺麗な花がありゃ、いいんだろ」、って感覚の外国人とは、日本人の美意識は全然異なっていたのです。
そして今の日本のドラマや映画が薄っぺらでつまらないのは、こういう日本の奥深い文化を分かっていないディレクターや俳優が作っていることに、起因しています。今のドラマは、歩き方一つとっても、まるでダメ!

地上波でなくBS日テレで放映された、山口智子 ゴッホへの旅『私は、日本人の眼を持ちたい』という番組があります(詳しくは右画像クリック)。「日本人のような眼が欲しい」と常々、日本人に対する憧憬を持ち続けていた、ゴッホの生涯と作品を追いかけていく内容。

オランダ人のゴッホが創作に励んでいた1880年代は、ルネサンスにも匹敵するといわれる、パリ、欧州を中心とした日本ブーム “ジャポニスム”の、正に真っ最中。
実はフランスは、最も古くから日本の文化を理解してくれていた国の一つでもあります。

当時、パリの画家たちの間では、パリ万博などで手に入れた日本の浮世絵の安いピンナップやポストカードが、普通に部屋に飾られたりしていました。
この番組では、ゴッホが手本にした歌川広重の『名所江戸百景』を中心とした題材に、日本人の色使い、類を見ない構図感が、如何に当時の欧州の画壇に影響を与えたか、非常にわかりやすく解説されています(左の絵は広重を模写したゴッホの絵)。
広重の藍色の美しさは、「真珠の耳飾りの少女」で有名なフェルメール ブルー(ラピスラズリ)になぞらえて、“ヒロシゲ・ブルー”とも呼ばれています。

 
歌川広重 名所江戸百景 大はしあたけの夕立  フェルメール 真珠の耳飾りの少女

世界的に見ても、日本人に絵がうまい人が多く、多彩なアニメやマンガの発信源となりえたのは、間違いなく、この遺伝子あってのおかげです。
でも日本国内では、アニメに比べると、浮世絵などの世界的な評価の高さを認識している人は、意外と少ないように思います。

日本はもっと、日本画や浮世絵のような世界に誇れる素晴らしい文化を、金儲けに利用しようとかいうのでなく、日本人に対しての普及はもちろん、世界に対してアピールしてもよいのではないでしょうか?

中国に行った時、TVで『ドラゴンボール』が放映されてました。残念ながら、今のアニメを世界にアピールしたり、その普及を目論んでいる勢力には、単に金儲けを企む左翼の匂いがプンプンしてなりません。

歌川広重 浮世絵 JAPANESE TECHNOLOGY -UKIYOE-

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(2012.1.17)
ここ何日か父がうちに来ていたのですが、NHKでやってる韓流ドラマ『イ・サン』とかいうのを見たいと言われたので録ってやって、私も初めて見ました。
父は「韓流はホント面白いよ!」なんて言ってて、昔から父は私の言うことなんてまるで聞こうとしないし、言えば大変なカドが立ってしまうので、これについて私は結局何も言えません。
確かに今の日本の下らないドラマ見てるくらいなら、俳優たちもそれなりで、色鮮やかな衣装や背景に彩られた韓流ドラマの方がずっとマシなのかもしれない。でもそれらは皆作りもののウソっぱちばかりだし、セリフや形だけカッコよくても昔の日本映画やドラマに比べれば、やっぱり俳優たちの動きなど今の日本の役者と同じでまるでなっていない。
韓流ドラマの衣装や建物など、現実は全然あんなんじゃなかったし、人々もトレンディドラマみたいにあれほど垢抜けてたはずもないでしょう。それは実際にソウルに残っている王宮なんか見れば明らか。

日本の素晴らしい建築物や美術品をまともに見て育ったなら、朝鮮文化などその足元にも及ばないこと、わかりきったことなのに、なんせ今じゃ日本文化のことすらよくわかってない人ばかりになってしまったからねぇ・・・
父は70代前半、石原都知事とかに近い年代で、これでも地元では誰もが知るマスコミに勤めてました。そんな父のような世代がこれじゃあ・・・

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◆卑劣な左翼芸術家に追放された世界の藤田嗣治 ~『私は日本に捨てられた』

◆日本文化を売り込み!? (笑)(笑)(笑) 日本文化破壊の間違いだろ ~ 「クールジャパン戦略」なんてのは、腐れ映像音楽コンテンツ業界利権保守のための新たなるバラ撒き政策

◆大浮世絵展に行って思ったこと

◆現代は中世ヨーロッパ暗黒時代にも匹敵する文化不毛カルトの時代 ①~ ギリシャ時代に帰りましょう

◆ゴミを何十億円も出して買うバカ ~ デタラメ、醜悪作品を大傑作として持ち上げて売りつける悪徳商人、それを買うパッパラパー金持ち

◆日本人の心を奪われた日本人 ~ 世界最強だった日本軍 ~ 守るものを失った日本人

◆女子供の洗脳で男もバカになった!① ~ ジェンダーフリー 日本総フヌケ化

◆日本人の美意識が結集!溝口健二『雨月物語』~ 品が悪くなった日本女性

◆歌に見る男女観の変遷 ~ 失われた自然に叶った男女観

◆『君が代』と『越天楽』を子供に弾いてもらいました!

◆日本のGDP 外需が内需を支えている ② ~ 株価だけでなく、実はGDPも減り続けていた日本

◆草食男は日本フヌケ化のキーワード ~ 日本弱体化を図る売国マスコミの戦略

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日本の繁栄を信じて、ふるい立った英霊たちの思いにつながりましょう
~ 貴方も英霊たちの本当の仲間になるために

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(2018.1.31)
下は講談社の絵本『大東亜戦争』から。
【大日本帝国海軍 マレー沖海戦】(画像クリックで拡大されます)
「我が海の荒鷲は、敵の撃ち出す弾の中をくぐって空中魚雷を命中させ、たちまち大英帝国海軍の誇るレパルスとプリンス・オブ・ウェールズを撃ち沈めます」

日本軍の快進撃は英米を震撼させ、白人に支配されていた人々を元気づけます。勇敢だった亡き英霊の思いに続け!

世界を震撼させた、大日本帝国海軍による大英艦隊撃破
英米との戦いが無謀だったというのは、今の感覚であって、資源と食糧さえ確保できていれば日本が勝てたと思ってます。太平洋戦争(大東亜戦争と言いたがる人も多いが、あえて太平洋上の戦いに限定してここではそう言います)では、そういう補給体制が寸断され、組めなくなったことで負けたと思ってます。(それは確かに失敗ではありましょうが)
いずれにしろ大英帝国の誇る東洋艦隊を撃破した日本は、植民地支配されていた多くの東洋人や有色人種に大変な希望と勇気を与えました。

これは、当時のイギリスの要衝 シンガポールを防御していた新戦艦 プリンス・オブ・ウェールズと巡洋戦艦 レパルスを基幹とした英国東洋艦隊を、日本海軍が壊滅させた様子を壮大なスケールで描いたアニメ。絶対見てみてください! 迫力の映像、日本人としての自信みなぎる傑作ですよ!
マレー沖海戦は、新式の基幹戦艦を航空機で沈めることは不可能とされていたそれまでの常識を覆し、大艦巨砲主義の終焉を告げる海軍史上の出来事として刻まれています。日本軍はこの後、イギリスの誇る要塞 シンガポールも攻略。リアルで見ていた英霊たちの思い、知ってくださいね。

靖国神社そばの昭和館では、この種の貴重な古いアニメをたくさん視聴することが出来ます。いろんな展示、アトラクションもあってとっても楽しいですよ。靖国に行かれた際は昭和館にも立ち寄られてくださいね。ぜひ、お子様連れで ^▽^)

アニメ マレー沖海戦 (1943)

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◆満洲は日本の生命線だったのです ~ 押しつけられた、日本軍による南満洲鉄道爆破 自演説の虚偽

◆大東亜戦争(太平洋戦争)の起こったわけ (完答)

◆陛下の靖国参拝こそが核心。総理や閣僚の参拝は本質問題ではない

◆戦前の絵本から ~ 真実の日本軍。最強だったその勇姿 ①

◆『軍艦行進曲』を、7歳の子供にピアノ弾き語りで歌ってもらいました!

◆大日本帝国の唱歌を歌い継ごう! ① ~『広瀬中佐』を9歳の子供にピアノ弾き語りで歌ってもらいました!

◆天皇陛下万歳! 大日本帝国万歳! ~ 愛国者なら大ヒット作『明治天皇と日露大戦争』は必見!

◆特攻隊の青春群像 映画『決戦の大空へ 』と、フィリピンの神風記念碑

◆反シナ性を利用して、チベット、ウイグル問題から保守層・保守系政治家を左翼に取り込むカラクリ

◆日本に漫画・アニメ文化が興ったのは、痛い敗戦があってこそ ~ 石森章太郎の世界②

◆日本人の心を奪われた日本人 ~ 世界最強だった日本軍 ~ 守るものを失った日本人

◆ヒトラーが画家を目指していた頃、ナチス台頭期のドイツに行ってみよう ~ 帝政崩壊とルール占領、ハイパーインフレ

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