大日本帝国の唱歌を歌い継ごう!⑤ ~ 『一月一日』 9歳 ピアノ弾き語り

(2015.12.31)
戦前は四方拝、四方節(しほうせつ)と呼ばれ、祝祭日の中でも四大節の一つとされていた元旦。唱歌『一月一日』(いちげつ いちじつ)は、戦前からの祝祭日唱歌では最も知られている曲だと思います。
1893(明治26)年に文部省より「小学校祝日大祭日歌詞並楽譜」の中で発表され、作詞は高円宮家次女 典子女王殿下(現 千家典子様)とご結婚された千家国麿氏の高祖父 出雲大社宮司だった旧男爵 千家尊福氏(せんげ たかとみ)。
『一月一日』 作詞:千家尊福 作曲:上真行
年のはじめの 例(ためし)とて
終りなき世の めでたさを
松竹たてて 門(かど)ごとに
いはふ今日こそ たのしけれ
初日(はつひ)のひかり さしいでてて
四方(よも)に輝く 今朝のそら
君がみかげに 比(たぐ)へつつ
仰ぎ見るこそ たふとけれ
これは前の『天長節』の頃、一緒に撮ったものだけど、気になるところがあってどうしても撮りなおしたいと思ってたのですが、子供が野球で指を痛めてしまい、1か月ほどはピアノを控えるよう医者から言われてしまってます。なので、恐れ入りますがこのままアップさせていただきますね。
そして一月三日は、戦前は「元始祭」と呼ばれていた祝日でした。これを知って正月三が日がお休みになってる理由が私には何となくわかった次第です。その祝祭日唱歌もあるので1月3日までに録ろうと思ってたのですが、ちょっと間に合わなさそうなので、日が過ぎた後に公開することになりそうです。
では、つたないものですが、うちの子による歌と演奏を聴いてくださいませ。
『一月一日』(いちげつ いちじつ) 9歳 ピアノ弾き語り
この曲は戦前からのものでありながら、今の唱歌集とかにも結構よく収録されていそうですが、これまでに引き続き、うちにある当時の小学校で実際に使用されていた文部省発行のピアノ伴奏付 祝祭日儀式用唱歌楽譜をここに公開いたしますので、ピアノを弾かれる親御さん、お子様、ぜひご利用くださいね(画像クリックで拡大)。
それでは皆様、今年もあとわずかとなりましたが大変お世話になりました。よいお年を!

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(2016.12.31)
もう、まもなく新年に。
日本は大変な時ですが、皆様、来年もよろしくお願いします!
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