日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う  リンクフリー

東京都の尖閣諸島買い取りがヌカ喜びにならないように
~ 目立つ情報に踊らされず、左翼の次なる手を常に警戒しよう

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(2012.4.26)
石原都知事だって今期で終わりだろうし、もしかしたらこれがより凶悪な売国への布石になるかもしれない・・・そんな風に考える人なんていないんですかね。

都が尖閣を買い取っても、都が売国勢力に乗っ取られたらどうすんのよ?
すでに政府は乗っ取られてるよね?
東京都だって、既に議会は民主党が第一党なんだよ。私は参議院選の前哨戦ともいえた2009年の都議院選挙の頃も民主党の危険性をネット上で警告し続けてましたが民主党の圧勝で終わってしまいました。石原さんだって愛国のつもりで奴らに操られてしまう可能性もありうる。しかもキャスティング・ボートは公明党が握っているのに。

たとえ自民党だって安心できない。都が買い取っても、それを扱う側があっちの連中になっちゃったら元の木阿弥なわけで・・・

要は、売国・左翼的な政策がとれないためのシステムが作られなきゃいけないのに、形だけ都の管理下になったってだけでは、まだとても手放しで喜べるような段階ではない。
都が管理することになって、あっち側には喜んでる連中が間違いなくいます。

今日は、敵の謀略を見抜き、それに先んじた手を打っていくため、私の三大軍師 マキアベリ孫子クラウゼヴィッツを引き合いに書きます。

大日本帝国憲法復活だってワナになりうる

昨日は教育勅語復活で奴らが仕掛けうるワナについて警告しましたが、今日は大日本帝国憲法で考えうるワナについて触れておきます。
日本国憲法の無効、大日本帝国憲法の有効性を主張したいのはわかんないわけでなく、もちろん普通の人は純粋にそれ信じてやってんだろうけど、あれを煽ってる組織には胡散臭いところもかなり含まれてるし・・・

一つ言っとくと、日本国憲法では民衆を操作できるものが支配者になれる、大日本帝国憲法では天皇・皇室を操れる者が支配者になれるわけで。

で、今の皇室は・・・奴らに乗っ取られる一歩手前、完全に王手かかってますよね。
石原さんは、日本国憲法無効を主張し、領土意識も持ってるけど、旧宮家復活の主張やフェミ批判ってのは、これまで全くと言っていいほどしてないのではないですか?

奴らは皇室乗っ取りにだって王手かけてるから、大日本帝国憲法が復活しただけでは恐らく痛くも痒くもないでしょう。むしろ皇室というポイント攻略だけ奴らがすればよくなるわけで、かえって特定筋が喜ぶかもしれない。
大衆操作は莫大な経費、人員がかかるだろうけど、宮内庁なんて奴らの手先が既にゴロゴロいるし、今の丸裸の皇室乗っ取りの方が大衆操作よりずっと簡単だと思ってることでしょう。

まずは何より旧宮家復帰が必要だし、それに加えて公家制度や旧皇室典範の復活もないまま、いきなり大日本帝国憲法になっても、男系継承のための安定感は得られないし、男系途絶してしまった時、どこが継承するかも大問題。たとえ公家制度や旧皇室典範を復活させても、それが遅きに失したら何ら意味をなさず、奴らの基盤をかえって強化するだけにさえなりかねない。

クラウゼヴィッツの『戦争論』に見る、プロシアの男系断絶による併合

右の図は『図解 クラウゼヴィッツ「戦争論」入門』より。ドイツ騎士団を継承した小さなプロシアの頃を日本とするか、ブランデンブルク辺境伯が併合したドイツにつながる大きなプロシアを日本とするか、あるいはこの大きなプロシアをシナなども含む東アジアと見るかなど、位置するポジションによっていろんな見方が出来ます。
ドイツ騎士団の流れを汲む初期のプロシアは当時、強国だったポーランドの属国となっていたところ、男系途絶でブランデンブルク辺境伯が継承しますがポーランドの属国状態は続き、ポーランドの弱体化で独立後、ブランデンブルク辺境伯に併合されます。
たとえばポーランドを今のアメリカ、ブランデンブルク辺境伯をシナに見立てると何だかわかりやすくないですか?

尚、クラウゼヴィッツ自身がプロシア人であって、捕虜経験まである。これら貴重な体験が活かされた『戦争論』では、戦争に負けた場合のことまで書かれてます。

憲法、憲法といってそこしか見てないと、いきなり敵の本丸突入してみたけど、入ってみたらそこには既に守るべきものなんて何もなかった、なんてことになりかねないことも。

本当は順番を追って戻していくのが理想形で、間違いないんだろうけどね。
男女共同参画法やらDVセクハラ法のような新しいところ、続いて男女雇用機会均等法やパチンコのようなところを廃絶、民法とか婦人参政権とかも元に戻して最後に憲法を戻す、これが一番理想的。もちろん教育勅語や修身教育も復活。でも、そんなゆっくり順を追っていけるほど時間もないのはわかってますが。

いくら「尖閣」 「尖閣」って騒いでも、「頭隠して尻隠さず」ならぬ、今の日本なんて「尻だけ隠して頭隠さず」状態になってるわけで・・・
小さなお子様をお持ちの方ならおわかりでしょうが、今の学校教育の驚くべき惨状を見てたら、尖閣問題なんてどうだってよくなるくらいひどい状況なんですから。

「戦争とは敵をだますことである。」   『孫子』より

一般に戦争論と思われてる「孫子の兵法」ですが、その内容は「戦わずして勝つ」つまり、謀略、諜報活動の大切さが説かれていて、いわば「諜報活動には如何なる努力も惜しむべきでなく、スパイ(間諜)こそ最重要員」とするスパイ活動についての指南書と言ってもいいくらいだから、何かしら読んどいた方がいいですよ。そうすれば、マスコミにしろネット上にしろ、いろんなニュースが流れてるの見て、「あっ、これはあの作戦を狙ってる」、「これをやられたら、こうされるかも」・・・な~んて、きっと奴らのいろんな策謀が見えてくるようなるでしょう。

逆にこっちがこの手を打ったら、敵がどんな手を打ってくるか、どんな手にも常にスキはあるわけで、奴らがどんな謀略を立ててくるか常に警戒しておかなければなりません。こっちがとるべき方策、警戒すべきものも見えてくることでしょう。

ちなみに孫子という人がいたわけでなく、『孫子』というのは書物の名前。
『孫子』では間諜を五種に分類。生間と死間は自国に仕える諜報員で、残りの因間・内間・反間は敵側の人間をその時々に買収したり寝返らせたりして、自国の諜報活動に利用するもの。
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【 『孫子』の五種類の間諜(スパイ) 】  (右画像クリック参照)

「生間」  (繰り返し敵国に潜入しては)生還して情報をもたらすもの

「因間」  敵国の民間人を手づるに諜報活動をさせるもの

「内間」  敵国の官吏を手づるに諜報活動をさせるもの

「反間」  敵国の間諜(スパイ)を手づるに諜報活動をさせるもの

「死間」  虚偽の軍事計画を部外で実演して見せ、配下の間諜にその情報を告げさせておいて、(あざむかれて謀略に乗ってくる)敵国の出方を待ち受けるもの

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「敵の計略を見抜くことほど、指揮官にとって重要なことはない。だが、このことほど優れた資質を要求される能力もないのだから、これに恵まれた指揮官は、いかに称賛されたとしてもされすぎることはないのである。」 マキアヴェリ (右画像クリック参照)

本当はこんなの国家のお偉方だけ勉強して知っていればいいはずなんですが、今ではそのお偉方やマスコミまで含めて、あっち側の手先だらけなので、一般人である自分たちだって勉強しておくしかないんです。そうしないと尖閣どころか、日本どころか、自分の子供一人守れませんよ。

「男の子を“くん”づけで呼ぼう」運動なんてのも、非常にワナ臭い

たとえば、一見保守を装って「男の子を“くん”で呼ぼう」なんて運動が見受けられますよね。でも本来、“くん”ってのも会社とかなら目下や部下に対してのみ使うことある言葉でしょう?
「男には“くん”づけ」、こういうのだって変に解釈されたり、正しい使い方を知らないままそれで覚えちゃうと、女が男を見下すため、男に対する“くん”づけがフェミや左翼に利用されかねないわけ。たとえジェンダー・フリーには対抗しえても、“くん”づけだけでは男性への尊敬の念がないし、フェミには対抗しえない。

既に小学校で配られてくるプリントで、女には“さん”、男には“くん”の呼称がそれぞれの名前につけられてました。こういうの見て私は大変な違和感を持ちました。小学校なら普通、敬称的なものなんていらず、単に名前だけ載せてりゃいいじゃんって思ったし。まだ、男の子に“くん”で女の子に“ちゃん”づけならわかりますが。

たとえば、成績番付リストにわざわざ呼称がつけてあって、女が“さん”で、男には“くん”だと、ここの方なら今ならまだ違和感覚えるんじゃないですか? こういうのには“くん”だの“さん”だの要らないと思うし、奴らの妙な意図を勘ぐるのは単に考えすぎにすぎないと、果たして言いきれますか?

相手が男だからって、男の上司や先輩に“くん”、あるいは大人の男性に“くん”なんて女が呼ぼうものなら、本来、ぶっ飛ばされても当たり前に思います・・・

子供同士なら、女の子が男の子を“くん”で呼ぶのは正しくとも、大人になれば“くん”の使い方が変わっていき、女が大人の男を“くん”なんて呼んではいけないこととかシッカリ教えられてなきゃいけないはずなんだけど、今の鈍感な日本人は、こういう微妙な言語感覚がわからなくなってしまってますからねぇ。特に若い人たちなんて。
「男の子を“くん”づけで呼ぼう」という運動されてる方がここにおられるとするなら、女が呼ぶ場合は目上の男性へはもちろん、大人になったらそう呼んではいけないんだって、そこまでちゃんと教えてありますか?

左翼は、そんな風にして鈍感な日本人の短絡的な保守・愛国心まで逆手にとって売国、社会規範・価値観破壊に利用していくんです。

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この記事に対するコメント

  • 【前サイトURLのこの記事へのコメント】

    とおりがかりですみません。

    >・「現実逃避したかった」無断欠勤66日、23歳女性自衛官クビ 2012.4.25 08:14
    http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120425/waf12042508150003-n1.htm

     陸上自衛隊伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)は24日、正当な理由なく66日間欠勤したとして、中部方面会計隊の女性陸士長(23)を懲戒免職処分にしたと発表した。
     駐屯地によると、陸士長は1月25日から休暇を取ったが、同30日の期限になっても戻らず行方不明になり、両親が31日に伊丹署に捜索願を提出。3月29日に新潟県長岡市内のホテルにいるのが分かり、両親が連れ帰り、4月6日に帰隊した。
     陸士長は「将来の不安から現実を逃避したかった」と話し、山陰から中国、九州、東海地方などを転々としていたという。
    (引用終わり)

    いやあ、この”メス”に、懲戒免職処分は無いでしょ!
    実に、大甘な処分ですよ!
    これが軍隊だったら、
       戦争だったら、
    このメスは、
    ”敵前逃亡罪”
    ”脱走罪”として、
    間違いなく”死刑!”!
    大甘なヒューマニズムをドバドバいれても、
    ”終身刑”がいいところ!
    それ以外の”ハッピーなお裁きが出るとしたら”、
    事実上、”アメリカ合衆国”以外にはありません!
    北朝鮮ミサイルの不手際より、許されざる行為です!
    長文失礼しました。
    とおりすがりα | 2012/04/26 7:30 PM

    東京都議会は、都民、国民の空気を読め!
    一方、吉田康一郎都議は、民主党議員ですが、東京都の尖閣諸島購入に賛成を表明していました。
    coffee | 2012/04/26 11:59 PM

    大変、勉強になりました。
    、ちゃんは、同等同じ年齢同士で理解できますが・・・くんと、さんでわざわざ書かれてるのですね。
    鈍い人や何も考えない受動的な人は、そうなんだ・・・安易に受け入れるでしょうね。
    日本人は受動的な人が多いですし、先の人がしたことや、提案されたことをそのまま意味も無く続けることが多く、それが平常化していくのが狙いなんでしょうね。
    イヤラシイ小細工がされてるんですね。

    >本当はこんなの国家のお偉方だけ勉強して知っていればいいはずなんですが
    本当に、そう想います。
    ただ、今の日本を取り巻く環境の中仕方の無いことなのだろうな・・と思いますし・・・。
    でも国を思う気持ちが強い国民がいるのなら、当たり前のように誰もが神経を研ぎ澄まし、国の為になるレーダーや、感知機の如く24時間働かせて使ってるんでしょうね。
    情報戦略に弱い日本と言われているそうなので、こちらの記事の内容は、みなさんに知ってもらいたいですね。

    >五種類の間諜
    紹介されていた役目、マスメディアなどにも利用されてそうですね。
    昨日考えていたのですが、日本人は毛嫌いしたら、対象に近づかない人が多いでしょうが、中韓なんかは嫌いでもきっと近づいて情報を取っていきますよね。
    みな、それぞれ得意分野で、出来ること、国を護る=自分達の生活を守るだと思って、網を張り巡らせないといけませんね。
    緑 | 2012/04/27 8:26 AM

    岡田克也民主党議員のご実家の「イオン」が製造する「サバ缶」から、基準値を超えるセシウムが発見された、という報道は何故か速攻で消えた。
    岡田克也民主党議員のご実家の「イオン」が製造する「サバ缶」から、基準値を超えるセシウムが発見された、という報道は何故か速攻で消えた。
    岡田克也  在日  イオン  強姦韓国のDNA | 2012/04/27 11:09 PM

    石原東京都知事の尖閣諸島買取に関しては、概ね保守サイトでは高評価でありますね。
    また、予想通り左翼マスコミは反対意見で牽制のスタンスであります。
    左翼マスコミの意図的な洗脳工作の為の反対意見は無視すべきと考えますが、石原都知事の尖閣諸島買取計画については、私としては疑問を抱いているのであります。
    この、買取行為というのに引っ掛かっております。この話を聞いた時に、真っ先に頭に浮かんだのは、あの有名な売国拝金政治屋の金丸信が、北方領土買取をぶちあげた時の事です。金銭的解決は、相手に付け入る隙を与えてしまうと思うからです。
    やはり、正攻法で考えれば、国軍(自衛隊)の尖閣諸島への常駐配備が先であり、ある意味戦闘も辞さない覚悟が、本当は必要なのではないかと思うのです。
    買取と常駐、戦略的に相手に脅威を与えるのは、やはり自衛隊常駐ではないかと思います。
    確かに、石原知事の買取行為は、相手に対しての牽制にもなり、ある意味戦略的でもあり、何もしないよりは良いと捉えられなくも無いのですがね・・・・・
    神風 | 2012/04/29 7:44 PM

    どこに書こうか非常に悩みましたが、「大日本帝国憲法復活だってワナになりうる」と書かれていますので、ここに書きます。
    最近話題の「憲法改正」の話です。
    自民党はまず96条を変えたいと言ってますね。維新の会とみんなの党もそれに同調しています。
    しかし自分はいきなり96条を変えるのは断固反対です。
    現時点で国会議員の3分の2の同意で改正発議とありますが、これを2分の1に緩和しようという動きがあります。
    国内の国会議員すら説得できない政治家が、言語も考え方も違う外国の要人と対等にわたりあえるとはとても思えません。
    まして、現行のままでは自分たちの変えたいようにできないから、ルールの方を変えてしまえという考えも卑怯だと思います。
    現行憲法は変えるべきところがあると自分も思いますが、それなら正々堂々と「どこをどう変えたい」か宣言した上で現行ルールのまま変えるのが筋だと思います。

    ↓自民党憲法草案
    http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf
    ↓「改憲論者が体を張って反対する自民党憲法改正草案 」~小林節
    http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/a29cced6c3354d60f599a6253e954d11
    先の選挙でだましうちに近いやり方を使った上でTPP参加に躍起になっている今の自民党に、正直憲法をいじってほしくはありません。
    今以上に日本がアメリカの傀儡にされるのが目に見えますから。
    はとや | 2013/05/05 1:46 AM

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