日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う  リンクフリー

現代は中世ヨーロッパ暗黒時代にも匹敵する文化不毛カルトの時代 ①
~ ギリシャ時代に帰りましょう

 ←はじめにクリックお願いします m(__)m

(2010.9.30)
ルネサンス(文化復興)の目安として、キリスト教が普及する前のギリシャ時代がイメージされた。
よって今の平等、自由、平和、人権、民主主義、フェミニズム等のカルト洗脳時代を脱する目標とすべきも、やはり古代ギリシャを思い浮かべるのがよいだろう。

現代なんて、全然自由じゃないということ、そろそろ気づいてきた方も多いと思う。
テレビでは言葉狩りとイデオロギー統制により、何かと平等や人権に反する“差別”だとか騒がれては、徹底的に弾圧される。たとえば公で男女平等批判とかしようものなら、社会から弾き飛ばされる。
今のところ死刑にこそされないものの、もはやこれは中世暗黒時代と同レベルの、徹底したイデオロギー統制が為されていることに疑いの余地はないのである。

子供に読み聞かせるのは、子供を楽しませる“遊園地”のような作品でなく、
ちょっとぐらい残酷でも、感受性を育てるメッセージ性あるものにこだわりましょう

商業主義のもと、次々にくだらない作品だけは量産されているが・・・現代の文化なんて、もはや死んでるも同然。
たとえばアマゾンの書評とか見てたら、『マッチ売りの少女』の絵本のところに、子供にこんな悲しいお話を読ませる必要性がさっぱりわかりません・・・なんてコメントが書かれてたりする。こういった考え方する、左翼偏狭思考の連中が、やたら増えてるということ。
子供には悲しいお話を聞かせてはならない・・・これは宮崎 駿の「厳しい現実世界からの、子供の一時の逃げ場が必要」との発言と全く同趣旨。つまり、子供を楽しませるためのアニメしか作らない、宮崎の創作スタンスの根底にあるもの。

宮崎アニメに代表される今の子供向け作品のほとんどが、“子供を楽しませる”ということを第一義に考えられおり、子供が見たがるもの、売れるもの・・・すべてはこのためにのみ作られている。
こんな風に生きなきゃダメだよ・・・といった子供へのメッセージなんてまるでない。

単に子供を楽しませるためのバラエティ作品としては、古くは『不思議の国のアリス』のようなものが代表といえよう。作品の世界観はおもしろいが、子供にとって何かためになる話かというと、全く何の足しにもならない内容である。単におもしろいというだけ。

人が死ぬなんて悲しすぎる、貧しい人が苦しむつまらない話も聞きたくない、人が殺される話なんて残酷、動物が食べられてしまうのだって可哀そう・・・
なんかちょっと理不尽なことがあると、「こんな話は子供によくない・・・」、そんな中で育てられた脳内 お花畑の人々。

子供には現実の厳しさを教えて、10年、20年先のことを常に見据えた大人に育てあげなきゃいけないのに。

別に宮崎の言うとおり、子供を楽しませるための作品・・・あってもいいんですよ。
でも、そういうのに迎合しないで、「そんなのばっか見てると、平和ボケお花畑の左翼脳になってしまいますよ!」ってリスクを指摘する人、いてもいいでしょ。
そういうのを弾圧、言論封殺を図ってるのこそ、マスコミら左翼勢力。
とにかく子供を楽しませたい?・・・常に新しい刺激を求めるだけのノーナシ人間にしないため、自分はそんなもの、子供に見せる気にはなりません。

ルネサンス期と同じように、わかりやすい目標としてはギリシャの時代。
ギリシャが気に入らないというなら、別に古事記でもいいですよ。
ギリシャ神話・・・神々の話であっても、人間の本質を突くような権威や嫉妬渦巻く人間的ダイナミズムいっぱい。最高の世界観だと思います。

子供に、母子愛の象徴のような“おおぐま座”と“こぐま座”の悲しいエピソードを聞かせてあげましたが、子供が保育園でその話をしたら、先生も子供も誰も知らず、話を聞いてみな感激したようです。
こういう話を知ってるか知らないかで、星空一つ見るだけでも、その世界観が全然違うものになります。
頭をお花畑にしてしまう左翼的のんべんたらりとしたお話ばかりでなく、『マッチ売りの少女』『人魚姫』のような悲劇、加えて社会の厳しさを悟らす教訓めいた話を聞かせてこそ、子供の感受性や想像力が高まり、現実的な慎重性というものも根付いてくるのです。

人は必ず死ぬのです。動物だって虫だって、何だって同じ。
生きてて当然、死なないのが当たり前、ではなく、“生きてるのこそ奇跡”、そういう世界観を子供に持たせるようしましょう。生きてることに感謝する精神。

左翼がいちいち騒ぎ立てる、“命”に惑わされてはいけません。
「中国で日本人が捕まえられた! こりゃ、当然、殺されちまうだろ」
このぐらいの感覚持ってる方が、世界とのバランスもとれて、ちょうどいいんです。
左巻きの人たちだけじゃありません。如何に日本人の誰もが平和ボケに侵されてることか・・・

ただ単に子供を楽しませたいから、テレビや映画、本を読ませたい、ゲームもさせたい・・・
こんな貧相な発想しか持たない大人と子供が増えてるから、世の中おかしくなってるのです。
子供には、将来を見据えて必ず何かの糧になるような、メッセージ性ある話を常に聞かせましょう。
人が子供である期間は、限られてるのです。 (続く)

『おおぐま座 こぐま座』 ギリシャ神話 より
ゼウスにみそめられて子を産んだカリストが、ゼウスの妻 ヘラの嫉妬で熊にされます。熊になった母のカリストが息子のアルカスに槍を射られ、星座になった悲しいお話。おおぐま座は母 カリスト、こぐま座は息子 アルカス。
昔話とは、たったこれだけでも人を泣かせることが出来るほど、優れた作品の宝庫なのです。

http://www.libra-co.com/hako/bangumi/oogumazasinwa.htm
リブラ 様より (こちらはいろんな星座関連の番組を各所へ提供してるようです)

  ← 応援クリック宜しくお願いします m(__)m

—————————————————————————–
(続き)◆現代は中世ヨーロッパ暗黒時代にも匹敵する文化不毛カルトの時代② ~ アラビアンナイトに見る豊かな心を持った自由な奴隷

◆サルが人になったとする進化論と、日本人・陛下がサメの子孫とした日本神話、あなたはどっちを信じますか?

◆何よりも、独立自尊の精神を叩き込むのが保守でしょうが!~ 国旗、国歌、天皇より、先に来るもの

◆今の宮崎駿/ジブリ作品は本当に日本のアニメなのか!?~ ディズニーだって、創価の配下?

◆プリキュア洗脳されたパッパラパー母娘たち ~ こんなのが今の女性の目標!?

◆日本政府は死ね死ね団に乗っ取られた! ~ 今の日本を予見した月光仮面 川内康範

◆なぜ『ちびくろさんぼ』を左翼は嫌ったのか? ~ 殺されて生き返った絵本

◆命より大切なもの、それが “人間の尊厳”~『 母に捧げるバラード 』に見る、日本のおっかさん 真の保守精神 ~ スポットが当てられる幼児遺棄事件、もっと広く深く見て!

◆消されたウィンピーとキチガイ博士 ~ なんでもかんでも差別! 言葉狩り? 殺されるイメージ表現

◆競争原理封殺! やる気と才能を削いでしまう日教組教育 ~ 恥の意識と闘争心を教えてくれた、人生を変えた小5の恩師

◆今のTV・TVゲーム・音楽・映画・ファッション……全部注意を!特に子供 ~ サイト開設は左翼・外国人の異常性に気づいたからだが・・・

◆ドラえもん、仮面ライダーだって、今や子供を左翼洗脳で堕落させる道具

トップ | 子供達を左翼洗脳から守る | permalink | comments(2) |

この記事に対するコメント

  • 【前サイトURLのこの記事へのコメント】

    もしかしたらと思ってAmazonで「萌え 神話」で調べてみたらありました。
    「神の国の歩きかた―萌え萌え日本神話講座―」、「萌ゆる古事記」、「萌え萌え女神事典」…。
    こういった類のものは全てイーグルパブリシングという出版社が出しています。
    ギリシャ神話は見つかりませんでした。
    イーグルパブリシングの公式サイトを見てみたら、
    「萌え燃え征夷大将軍綜覧」、「萌え萌えナチス読本」、「萌え萌え三国志事典」、上杉謙信が出てくる(女性説はあるが)「萌え萌え戦乙女事典」…。
    「教科書から消された偉人・隠された賢人 今明かされる日本史の真実」、「教科書から消された偉人・隠された賢人巻の二 神話から読み取る日本人の心」など、ちゃんとしているような本も出しているようですが、ちょっと注意が必要ですね。
    塩 | 2010/09/30 3:26 AM

    昔の特撮やアニメは今は使えないような言葉が使われていても本質的な部分が伝わっていたと思いますし、視聴者もおおらかでしたよね。
    ところで、スレ違いで申し訳ありませんが、今週末自衛隊関係のイベントがあるようです。
    2010海保フェアin立川
    http://www.kaiho.mlit.go.jp/101002kaihofear.pdf
    今まさに尖閣では、海保の皆さんが頑張ってくださっています。
    そんな中陸上で開かれる海保フェア、施設公開や音楽隊のコンサートもあるそうです。
    入場無料ですし、小さなお子さんでも楽しめそうですよ。
    あいにく私は学校行事で行けないのですが、お近くの方はぜひ親子で足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
    viola | 2010/09/30 2:14 PM

    萌え系好きは2ちゃん、ニコ動系列の保守に多い気がします。恐らく、
    アニメの情報収集やファンサイト目的でネットを始める→マスコミに報道されない真実を知る
    という流れで保守思想に目覚めたのではないかと。
    オタク文化は、どちらかといえば左翼との方が親和性が強そうに感じるのですが…
    今ブームの「けいおん!」なんかTBSの放送ですし、少し考えれば分かるものと思うのですがねぇ
    | 2010/10/01 10:59 AM

    『河内国民文化研究会』の集会で、西村眞悟前衆議院議員から話がありました。
    チャイナの漁船は、かなり以前から200隻以上来ていて、領海侵犯・違法操業と続けていた。しかし、海上保安庁は黙認していた。
    今回、海保が『領海だから出て行きなさい』とマイクで言うと、チャイナの漁船は日本語で『ここはチャイナの領海だ』と言い返してきた。
    出て行かないので、海保が臨検の為にチャイナ漁船に乗り移ると、あろうことか、屈強な船員が海保保安官をロープでぐるぐる巻きにして、海に投げ込んだ。
    それに対して、船長・船員を逮捕・拘束したということです。
    これは、領海侵犯や違法操業という問題ではありません。
    れっきとした殺人未遂事件です。
    西村氏の耳に入っているということは、海保の本部にも連絡が行っているはずで、その事実を握りつぶしたのです。
    かなりの訓練を積んだ海保が、船員に簡単にぐるぐる巻きにされるでしょうか。
    西村氏曰く、これは間違いなく退役軍人であり、チャイナのお家芸である便衣兵である、ということです。
    まさに海賊行為 | 2010/10/02 10:03 AM

    第3次横浜市男女共同参画行動計画
    (素案)
    http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/danjo/keikaku/third/soan.html
    取組目標4 性に関する理解と生涯を通じた健康の支援
    上記、ご覧下さい。酷い内容です。
    巴 | 2010/10/03 7:19 AM

    ギリシャ神話って面白いんですね。
    サファイアさまのお子さんが、みんなに話されたんですね。
    みんなも感動してくれて良かったですね、聞いたお友達や先生も、またそれを誰かへ伝えてくれると良いですね。
    私たちに出来ることって、ほんとうに少しのことですが、日本を守りたいなら、家族を守りたいなら、昔からのお話、日本の文化や歴史を先ず知ることが大切だと思っています。一人一人が、良い意識を養って、いずれ大きな波になる日が来るように、願ってます。
    日本神話を色々と見た後に、ギリシャ神話も見てみたいと思います。
    緑 | 2011/09/02 4:13 PM

    何も考えたくない、やりたくない時もありますが
    逃げると後からそのツケが回ってくるので
    やっぱり立ち向かうようにしています。
    堕落するのは早いですからね。
    tatsuya1963 | 2011/09/03 12:01 AM

    “おおぐま座”と“こぐま座”の悲しいエピソード、ありましたね。
    coffee | 2011/09/04 5:59 PM

    子供に読ませたいと思う童話のひとつとして、「イソップ物語」をあげたいですね。
    この童話に出てくる村の動物たちは、常にキツネの奸計にしてやられるんです。
    もうこいつがね、憎々しいくらい狡くてきたないことをやる。
    自分の利益の為にはどんな卑怯なことだってする。
    たとえばボクシングでは相手を打ち負かす為に体に油をぬってツルツル滑るような工作をしたりとか・・・
    あ! そういえば現実に「ヌルヌル○○」とかいう在日のボクサーなんかいましたっけ???
    で、このキツネはどうなっていくかというと末永く幸せに暮らしましたとさ!
    つまり勧善懲悪じゃないんです。
    でも、卑怯者の嘘やなんかにすぐ騙されるような『どこかの日本人』wには必読の書ではないでしょうかw
    お笑いお花畑 | 2012/07/28 3:43 PM

    ギリシャも良いですが、ローマも悪くないです。
    自分自身と一緒にいる者は少しも孤独ではない
    キケロー「国家論」
    人生が提供されても、それが何たるかを知る者には拒否されよう
    セネカ「慰めについて」
    但し私はこれらを読んだわけではなく、「失楽園」の訳注に出ていたのを引っ張って来ただけですが。
    今のイタリアは嫌いですが | 2012/08/11 7:00 AM

    本当のグリム童話は子供に読ませられる童話などではないという論考がありますね。
    参照
    http://web.archive.org/web/20100525083210/http://www.shosbar.com/grimm/grimm0.html
    これのイソップ版をやってみようと思います。
    岩波文庫に収められている完訳版のイソップ寓話集には、次のような話があります。
    四一〇 若者と老女
     灼けつくような夏の日に、若者が旅をしていて、同じ道を行く老女に出会った。見れば彼女は、熱暑と道行きの疲れのために昏倒せんばかり。弱り果てているのに憐れを催し、もはや一歩も進めなくなっているのを、地面から担ぎ上げ、背中に負ぶって行くことにした。
     老女を背負っていると、怪しからぬ妄念が騒ぎだし、意馬心猿に煽られて、逸物が生えたった。若者はただちに老女を地面に下ろすと、雲雨の交わりを始めた。老女が若者に、 「一体、何をしてくれているのだい」と無邪気に尋ねれば、若者は答えて、
     「あんたは重いから、肉を少し削りとってあげるつもりさ」
     こう言って、二人同時に果てた後、再び彼女を地面から抱き上げ、負んぶした。暫く行くと、老女から若者に言うには、
     「もしもまだ重たくて、担ぐのが辛いようなら、もう一度下ろして、もっと削りとっておくれ」
    (以下省略)
    こういう類の話が、「三八六 愚かな娘」をはじめ、たしか他に2~3話ほどあった筈です。もちろん、子供の読む絵本や、児童向けの訳書には収録されてはいないでしょうが(笑)。
    >「イソップ物語」 | 2012/08/12 5:22 PM

    ハローキティなどのサンリオキャラクターは子供に悪影響です。
    サンリオキャラクターはやたら露骨に関連商品やイベント他全てをごり押しするし、関連商品やイベント他全て色使いも全て無品で配慮が一切全くありません。
    相模国 | 2013/11/23 11:52 AM

    お邪魔します。
    「今昔物語」「日本霊異記」などの仏教説話もいいかと思います。情操教育的に為になるし、しかも面白い。
    また仏教説話というなら芥川龍之介関係のもいいかもね。
    小さい時読んだ「蜘蛛の糸」「羅城門」は強烈でした。
    こうなったら情操教育FLASHアニメでも作ってYOUTUBUにでもアップしようかしらね。
    poo | 2014/07/05 6:25 PM

  • 漫画だと、里中満智子の『ギリシャ神話シリーズ』は、決して萌え系ではなく、作者は歴史をしっかり勉強していて、軸があってブレなくて、素晴らしいですよ。

    命は儚いこと、調子にのると天罰が下ること、しっかりと知らしめてくれる内容でした。

コメントする