日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う  リンクフリー

日本のGDP 外需が内需を支えている ②
~ 株価だけでなく、実はGDPも減り続けていた日本

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(2010.6.9)(始めから)
本当は輸出なんか伸びてない!

昨年度の日本企業の決算がよかったから、日本が景気回復してるなんて勘違いしてる連中が増えた。
政府が言うには、景気は上向いてるとか・・・・・

3月期末の統計では、急激に輸出が伸びて昨年度は大幅な貿易黒字だと報道されたが、4月分発表では、再び逆転して輸出が輸入を下回った。
これはどういうことかなのか。 本当は、今の日本にどんなことが起きているのか。
最近の日本経済や株価の凋落ぶり・・・・・いったい、何が起こっているのか・・・・・

いつ書こうかと思っていたが・・・・・そろそろいいだろう。
実は輸出なんて全く伸びていない。日本の雇用だって、回復なんか全然してない。
単に日本にあった資産、製品や資材を海外法人に移しただけだからである。
必ずしも、実際にモノを移動させる必要なんかない。名目上、海外のモノにしてしまえばよいのだ。
要するに海外からの実需が本当にあって輸出したのでなく、単に日本国内の政情不安(要は民主党 共産主義政権)のリスク回避のため、多くの企業が保有資産を海外に移したにすぎない。
決算都合による3月期末の海外への駆け込み移動で、日本からの輸出が急激に伸びて貿易黒字になったよう見えたが、4月以後、移動の必要がなくなって案の定、輸出激減で輸入が再び超過しただけなのである。

企業は、そんなことがバレると、日本国内で裏切り者呼ばわりされかねないので、口が裂けても本当のことなんて、絶対いわない。
民主党政権で、まっとうな企業は海外へ逃げ出し、あとはペンペン草も生えない日本となっていくだけだろう。
放っておけば、日本国内経済は、底なしで堕ち続ける。

前①章に書いたが、日本のGDPに比して、輸出入の占める割合が他国に比して低いのは、同じ企業グループ間のキャッチボールが多いことによる。
最もGDPに貢献するのは、たくさん分社化して、多くの雇用も確保し、より資金を回すような業界。そういうのが最も内需を押し上げる。
ホンダやキャノンのように、メーカーと販社に分社化され、さらにたくさんの子会社があるような会社は、最も内需を押し上げやすい。
当然、同グループ間の会社でも資金が動けば動くほど、GDPを押し上げやすいし、利益が出ている各子会社にそれぞれ税金も課されることになるので、国の税収にも大きく貢献する。
たとえば、ホンダは連結子会社が多いため、連結の売上は単体の3倍ほどになるが、直販色が強く子会社も少ない三菱自動車の連結は、単体にちょっと上乗せされる程度にすぎない。

要するに、ホンダやトヨタなど独立系メーカーは、販社(商社)も自社系なので、連結決算がやたら膨らむ。しかし三菱系とかは、同グループの別会社の商社に流れるから、連結決算も単体と大差ない。

そして外需企業スタッフの消費は、国内の小売・サービス業の売上げを伸ばし、GDPにも貢献する。
一度、海外に輸出してしまったら、そのモノは日本のGDPに関わることはないが、輸出で得た資金が国内を廻りまわることで、日本の内需GDPを押し上げる。

中国の内需が少なく見えるのも、今は分社化が進んでいないからと思える。
中国では今後、GDPを伸ばすため、ポコポコと新しい会社が作られ、GDP全体は伸びていくかもしれないが、それに比して実際の輸出額というのは、それほど伸びないだろう。

分社化は、利益を本体1社のみへの1局集中とせず、利益を分散し、子会社の役割・レベル等に応じて、賃金体系の細分化によって同グループ内でも給与に差を持たせることとなる。これは、親会社と子会社や、子会社間の格差を生むことになるが、より多くの雇用を確保することにもつながる。
細かな分社化は、まやかしでGDPを上乗せするかのようなイメージもあるが、実際はより多くの雇用を増やし、多くの人に一定の収入を確保させることにもつながる。
このことは、企業だけでなく、公務員にも当てはまるだろう。
だから、日本企業のさらなる分社化が進めば、それだけ多くの雇用が確保され、平均賃金が下げられることになるが、日本全体のGDPは伸びていくこととなる。

日本のGDPが世界2位というのに比して、各個人の所得や一人当たりGDPが世界十数位とそれほど高くないのは、こういった理由がある。
人口が多く、資源もない日本であるが、GDPを少しでも分散して、その富をうまくやりくりして多くの個人に分配しているということだ。
要するに分社化や、公的機関が外郭団体をたくさんつくるのは、富を分散しているわけで、決して悪いことではないのである。

反面、資源国は輸出が多く、資源生産に経費はかかっても、仕入というのは基本的に存在しないので、GDPが伸びにくい。もちろん、資源会社スタッフへの給与が消費につながり、小売サービスの額を伸ばしてGDPにつながるが、一過性のもので、広く国民に行き渡るものでもない。
そして資源国でも、製品を製造していなければ、資金がそのまま国内で滞留、廻りまわることにはつながりにくい。

日系の海外現地法人の生産や販売について ~ 日本企業のパワーは健在ではあるが

それと勘違いしてる人が多いが、日本企業の海外現地法人の工場とかの生産分は、そのまま海外で販売や輸出されて売上がいくら増えても、日本のGDPや輸出に計上されることはないぞ。
これらは、生産工場や販売する法人の置かれた国のGDPに計上される。
現地法人からの配当とかが、日本国内企業の収入となるだけ。
一般に自動車や電機メーカー等、輸出企業のイメージがある会社には多くの現地法人があり、既にグローバル化で実はもう大した輸出企業ではないということだ。
日本の会社がその製品を海外から購入して販売やサービスに当てられれば、初めて日本のGDPにつながる。

要するに、海外現地法人は日本企業の所有物だが、その生産・販売は他国のGDPに計上されるということ。

フランスのブランド品とかだって、本物のメイド・イン・フランスでなければ、フランスのGDPには計上されない。
対して、イタリア・ブランドは、ほとんどがイタリア国内純正らしい。
だから、高級ブランドのシェアはイタリア産が世界中で断トツ、フランスは大したことなく、工場がある国のGDPを押し上げているだけだ。
日本でも、フランス・ブランドの製品は、ライセンス契約で日本国内生産されてるものが、多い気がしないか?
made in Italy はよく見るが、made in France って、あまり見かけることないだろ?

日本国内市場の内訳比率としては、電機関係が約50兆円でトップ、次いでパチンコ(30兆円)他ギャンブルの40兆円、自動車30兆円といったところ・・・・・

しかし、見方を変えれば、日本国内に限っての表面上GDP600~500兆円だけでなく、海外で日本企業が生みだしている経済流通量、はたしていくらに上ると思う?

日本に迫る中国のGDP。しかしこれも、実質的にはその多くを日本企業が生み出しているのである。今やどれだけの日系企業が中国にある?
欧米はじめ他国で生産されてる日系企業の自動車とかだって同じ。
これらは、すべて他国のGDPに計上されるが、実際は日本の企業が生み出しているのだ。

これら日系企業、日本のGDPに限らない実質的なジャパンマネーが生む経済力、全部合せりゃ、いくらになるかな?
世界を凌駕している強力な日本ブランドの威力、かけがえのないイメージ

いかに日本という国、否、日本人がスゴイか、これでよくわかったかな!?

しかし、如何に日本企業が海外で利益を生み出しても、国内の日本人に還元されないなら、日本国内の繁栄はない。
まあ、日本を代表する大企業をこれ以上叩けば、ますます海外移転が続くだけで、国内産業が空っぽになって、国内の日本人の職がなくなるだけ。
日本を支えてる大企業の大切さ、よく、考えて。

恐らく日本は、欧米にいるユダヤ人が世界経済を牛耳って豊かになってるように、海外にいる日本人が豊かになるだけで、国内の日本人は、イスラエルのユダヤ人みたいに貧しい人ばかりになるんじゃないか!?

仰天の資料をお見せしよう。
前①章に出ていた日本円ベースGDP推移では一見、日本のGDPは伸び続けているように見える。
しかし・・・・・これをドル建てにすると下の通り。
1994年頃を頂点に、日本国のGDPは、何と世界から見ると下がり続けているのである。
要するに他国は上がり続けたのに、日本国内の企業、人、モノの価値だけが、下がり続けているのだ。
それに比べて、伸び続けた米国のエネルギーは凄まじい。

主要国のドル建てGDP


日本国を捨てての日本人の繁栄もあり!?

内需だけで? 日本で出来ることなんて農業ぐらいじゃねえか?
漁業だって、海や島を次々に外国に奪われれば、いずれ出来なくなってしまうだろ。

だけど、怠け者に成り下がった愚民が、今さら3Kの農業なんてやるわけねえだろ。
まず、今の多くの堕落した日本の女じゃ、農業なんて絶対協力してくれない(もちろん、多くの男だってやりたがらないが)。
でなきゃ、田舎の男がこんなに嫁に困るわけないだろ。
大体、日本に今、男が農業やろうと言って、ついて来てくれるような女、いったいどれだけいる?
農家に収入保証だのという話もあるが、今の堕落した日本人には、収入以前のマインドの問題。

それと、もっと女が働き出せば、もっとGDPも増えるなんて言う連中がいるが、それも全然違う。
女性が働きだしても、求人枠を女性が食って、男の採用が減るだけなので、GDPを押し上げることなんかない。
女が働いても、求人が増えるどころか人手が埋まるだけで、その分、男が職に就けなくなるだけ。
つまり、有効求人倍率が減るだけ。そんなんで内需やGDPが増えるはずもない。
さらに女性は、いわゆる3Kのキツイ仕事ができないので、男性ばかりがキツイ仕事を押し付けられることになる。今、既にそうなってるが、その悪影響たるや計り知れない。
家業やパートならともかく、大体、本格的な共働きになると、離婚の確率が何倍にもなるので、女に働かせるなんてやめとけ。

日本人が生き残っていける奇策もある。
日本国内の物価が高く、工業生産で他国に負けてしまうなら、海外の現地に日本人の従業員ごと移転してしまえば、日系企業の競争力は回復できる。
要するに、外国人を採用せず、海外でも日本人を採用する。
ハッキリいえば、日本人が移民を受け入れるのでなく、日本人が海外へ移民しだした方が、日本人は生き残れる可能性が高い。
極論すれば、日本人が海外にたくさん移民して、他国を乗っ取ればいいのである。
この日本列島が朝鮮人に占拠されて住みにくくなったら、日本人は別の地で本物の日本をつくる。

もちろん多くの海外諸国は、自国の国民を雇ってもらえるから、日系企業を受け入れてるところがほとんど。
かといって、ストばっかしやる中国人みたいのに頼ってると、危なっかしくてしょうがない。中国に持つ資産だって、いつ中共に没収されるかもしれない。
税収難で人口も少ないような国なら、工場を日本人従業員ごと受け入れてくれるところ、今後きっと出てくる。そういう国をこれからどんどん利用して活路を見出していけばよい。
これは、日本人が強い結束をもって、世界中で活躍していくことにもつながる。
海外に行けば、平和ボケした国内の日本人と違って、少数民族である日本人としての防衛や、自分が日本人であることを意識せずにおけないから、かえって日本人らしさや日本の伝統・文化、日本人の象徴としての天皇、日の丸、君が代も大切にしていくだろう。

反面、本拠地である日本国内の空洞化はやはり避けられなくなってしまうが・・・・・
優秀な日本の技術、勤勉な国民性すべてを失い、内需だけの北朝鮮化した国になってしまうくらいなら、まだ日本人の精神性を保有した純日本人が世界中で活躍し続ける方が、救いあるだろう。

ただし、日本の文化破壊で凋落の発端となった男女雇用機会均等法が廃止され、他のバカげた左翼政策も廃され、強い者が伸び、弱い者は強いものに媚びてオコボレにあずかるような正常な社会に戻れば、日本国内の復活はありえるだろう。
(続く)

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(続き)◆日本のGDP 外需が内需を支えている ③ ~ 決して戦前も、ひどい軍事国家ではなかった

(始めから)◆日本のGDP 外需が内需を支えている① ~ 輸出潰滅なら日本のGDPは半減!

◆パチンコ市場30兆円!GDPの1割が在日!? ~ 在日マネーに支配される日本

◆男女雇用均等法から株価が下がり続ける日本 ~ 世界で日本だけ沈没!

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