子供向け 安心できる特撮ドラマ おすすめセレクション
(2012.5.8)
ここで選んだ中で最も日本的な作品は『大魔神』シリーズかもしれませんね。脚本はもちろんですが見事な特撮で、その迫力は大変なもの。
下記には入れてませんが同じ大映の初期の『ガメラ』シリーズでも、琴を弾く和装女性たちが突然出てきたりで、日本的な演出が随所に見られます。
前に『妖怪大戦争』も紹介してますが、この1960年代までの大映作品は特撮に限らずとっても日本的なものが多いよう感じます。東宝や東映、松竹などには左の匂いがするのも結構あったりするのですが、それら映画会社は生き残り、大映や『明治天皇と日露大戦争』で大ヒットした新東宝とかも潰れてるし、やはり何らかの工作があったのではないか、そんな気がします(しかも、この二社にはなぜかピンク映画を推す勢力が入り込んでいってるし)。
『大魔神逆襲』 (1966) 予告篇
大魔神は命を投げ出して頑張ろうとしないと決して助けてくれません。そういうところに日本的価値観が見られます。左翼はそんなのバカバカしいという価値観でしょうが。この作品では『マグマ大使』のガム役の子が出演、『仮面の忍者 赤影』の青影役の子と並んで、とってもキュートで実力派の名子役と思います。
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(2011.4.23)
日本、そして海外アニメの次は、やっぱり特撮モノ。
これも日本のオススメアニメと同じく、70年代前半までのものに限ってます。
当時の日本の特撮技術、世界一といわれてました。
ウルトラマンや仮面ライダーなど、オリジナルの作者亡き今、人気のこれらブランドは、左翼のプロパガンダや子供たちへの洗脳に最も利用されやすい作品といえます。世代によっていろんな思い入れあったりするかと思いますが、教育上の観点も考慮し、新ためて子供に見せるなら、やはり初期のものに限るべきであること断言しておきます。原作者のポリシーもしっかり反映されてるし、割と大人も楽しめる作りになってます。何より脚本がしっかりしているのです。
もともとウルトラマンも仮面ライダーも、大人を意識して作られた作品でしたが、途中から急に子供向けの軽いノリになってしまってます。
ウルトラマン シリーズについては、A(エース)の次の『ウルトラマンタロウ』から急に話が子供っぽくなっていて、比較して見れば、すぐわかります。この傾向は仮面ライダーも同じで、同時期のX(エックス)以降はやはり子供向けに絞った作りがなされてます。
私は初代ウルトラマンやセブンはリアルで見れていませんが、何よりこの頃の怪獣のデザインはピカ一だし、やはりこれらオリジナルが一番いいです。
特に男の子なら、すぐ夢中になるし、強い男のイメージ像を持たせる上でも、この種の作品、小さな頃に少しは見ておいた方がいいように思います。それに男の子なら、これらの格闘アクションに興味を持たせておくべき。
ただし、いくら大人も楽しめる特撮モノとはいえ、基本的に小学校低学年を過ぎたら卒業させなければなりません。これは結構重要なことなので覚えておいてください。それを過ぎてもこの種の作品に嵌ってると、やはり幼稚な人間になってしまうでしょう。
それとどんな番組でも、もちろん見せすぎはダメ。必ず1日1時間以内とか、時間を区切って見せましょう。
尚、円谷系の『怪奇大作戦』とかも入れようか迷いましたが、DVDが品薄で高いので、今回は外してます。
それでは以下、ご紹介させていただきます。画像クリックでDVDも出てきます。
『ウルトラQ』 (1966)
ウルトラマンが登場する前の円谷プロ製作の大ヒット特撮ドラマ。大人も十分楽しめるSF作品となってます。今も大人気のカネゴンはじめ、ガラモン、ナメゴン、ペギラ、ケムール人など、人気の怪獣もたくさん登場。ウルトラマンのような超人は登場せず、人間自信で問題を解決していきます。元はモノクロ作品ですが、ファンには嬉しいことに、何とカラー化したDVDがまもなくリリースされるようです。
『ウルトラマン』 (1966)
特に説明の必要なさそうに思えますが、きっとこれからの世代では、くわしいことは全然わからないという人が沢山出てくるでしょうね。すべての特撮ヒーローものは、ウルトラマンのパクリといってもいいくらい、大きな影響を与えた作品でしょう。バルタン星人、レッドキング、ゴモラ、ゼットン、メフィラス星人、アントラー・・・今も大人気の怪獣が続々登場します。
『ウルトラセブン』 (1967)
ウルトラマンは怪獣との戦いがメインでしたが、セブンでは宇宙人の侵略を受ける話が多く、よりSF色の強い作品です。かといって変に地球人的なイデオロギーは当時の作品にはなく、ウルトラ警備隊の人たちも立派な日本人として戦ってます。エレキングやミクラス、ウィンダムなどの人気怪獣はじめ、ロボット キングジョー、メトロン星人やガッツ星人、ボーグ星人など人気の宇宙人も多数登場します。
『帰ってきたウルトラマン』 (1971)
ウルトラセブンまで製作に当たっていた円谷英二が降り、息子の円谷一が製作に当たってます。ベムスターやブラックキングなど、今も人気の怪獣も割と登場します。中でも夫婦怪獣 シーモンスとシーゴラスの回はオススメ。この頃からウルトラ兄弟という概念が生まれ、ウルトラセブンとかも途中、登場します。
『ウルトラマンA』 (1972)
一組の男女が一緒になって変身するという、これまでにない設定。これまで一人だった女性隊員がA(エース)では二人出てきますが、この頃は変なフェミ色もなく、安心して見てられます。出てくる女性も大体、女性らしいです。尚、A以降、人気の怪獣というのが出てこなくなってます。ただ、脚本はしっかりしており、保守寄りな精神など、子供に訴える内容も多いです。一応、監修には円谷一が当たっていたようですが、放映の終り頃、亡くなってしまってます。
『仮面ライダー』 (1971)
石森章太郎 原作の改造人間「仮面ライダー」シリーズの初代オリジナル作品。1号 本郷猛役で出演していた藤岡弘が事故で途中降板、2号役に佐々木剛が登場しましたが、それによってあの変身ポーズが生まれたし、2号の頃の怪人(改造人間)役のデザインが意外と秀逸でとてもよいです。途中から新1号役として藤岡弘が復帰します。ダブルライダーで登場する場面も多いです。くわしくはコチラも。
『仮面ライダーV3』 (1973)
仮面ライダーV3は、本郷猛の後輩 風見志郎が瀕死のところを、仮面ライダー1号と2号に助けられ、V3となった設定。このシリーズは、アクションや爆薬の使われ方が一番いいように思います。トリプルライダーで戦う場面が多いのに加え、ライダーマンというキャラも別途、登場します。
『人造人間キカイダー』 (1973)
仮面ライダーの大ヒットを受け、同じ石森章太郎によってキカイダーは作られました。このキカイダーもとっても奥が深く、なかなかの秀作、海外でもとっても人気が高いようです。キカイダーは人造人間、要するに変身するロボット。不完全な良心回路を持ち、善と悪の間で揺れ動くというのもこれまでにない設定です。終盤、大変な人気悪役キャラとなるハカイダーも登場します。
『レインボーマン』 (1972)
このサイトで何度か紹介したことある、とても愛国日本的な作品です。日本滅亡を企む死ね死ね団と孤軍奮闘で戦うレインボーマン。一人で7役に変身するというのもこれまでになく、デザインも秀逸です。各シリーズ内容について詳しくは、こちらをご参考ください。
『仮面の忍者 赤影』 (1967)
忍者 特撮モノでは何と言ってもこれが一番。横山光輝の作品は基本的に戦うのは男の世界であり、どれも安心して見ていられます。赤影、白影、そして少年忍者の青影もいるので、子供はきっと青影に感情移入するでしょう。赤影役の坂口祐三郎は本当にハンサム。金目教、卍党篇、根来篇、魔風篇の四部構成。金目教が、日本人を怠惰な民族にしようとするミンス教に似ていると前に書いてます。
『マグマ大使』 (1966)
原作は手塚治虫。ヒーロー役のマグマ大使一家は、両親と子供という、他にない家族構成が採用されており、保守の面からすれば、なかなかいい設定かもしれません。実はウルトラマンより、ちょっとだけ早く放映された作品。主人公のマモルと、マグマ大使の子 ガムに、子供はきっと感情移入するでしょう。もともと原作漫画の方では怪獣はほとんど出てきていなかったのですが、ウルトラマンの怪獣ブームに乗って、こちらもたくさんの怪物が登場するようなってます。くわしくはコチラも。
『ジャイアントロボ』 (1967)
原作は赤影の横山光輝。初のロボットもの特撮ドラマだし、今でも熱狂的ファンが多数いるようです。私も横山光輝 作品ということで外せません。悪の組織BF団(首領は宇宙人)と防衛組織ユニコーンの少年 草間大作の命令で動くジャイアントロボとの戦いが繰り広げられます。ロボットと少年の交流というテーマに惹かれて、女の子の人気も高かったようです。
『ゴジラ』 シリーズ (1954)
特撮監督として円谷英二が参加、日本の怪獣映画の元祖であり、初代ゴジラは大ヒットして、1000万人近くの観客動員を集めたそう。TVシリーズはありませんが、続いてラドン、モスラなどの単独怪獣作品が生まれ、後にキングギドラも登場する怪獣決戦シリーズも続きました。キングコングもゴジラと戦い、公害から生まれた異色の怪獣ヘドラなんかも出てきます。ゴジラ シリーズも、やはりCGが使用されていない初期70年代前半までのものに、うちで見せるのは限ってます。
『大魔神』 シリーズ (1966)
往年の大映作品では、ガメラ・シリーズの方が知られてますが、ガメラはゴジラの二番煎じ的作品なので、ここでは外し、良質な時代劇でもある大魔神をご紹介させていただきます。舞台は戦国時代、世に悪人がのさばって民衆が虐げられると、穏やかな表情の石像だった大魔神が巨大化して大暴れ、悪人どもを倒すという設定。『大魔神』、『大魔神怒る』、『大魔神逆襲』の三部作からなります。
『ジャイアントロボ』 オープニング主題歌
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(2013.6.12)
元祖特撮ヒーローもの『月光仮面』(1958)と同じ、大瀬康一が主演の『隠密剣士』(1962・詳しくは右画像クリック)。
日本のみならず、世界的にも大変な人気を博し、日本の忍者のイメージを決定づけた元祖忍者モノ。これもまた、昔の日本映画と同じく、今の日本でよりも、世界での知名度の方が非常に高い作品です。
特撮モノというより、侍や忍者、忍術を忠実に再現した、大人も子供も楽しめる精巧な時代劇と言うべき傑作。
後の忍者特撮モノの代表作『仮面の忍者 赤影』の白影役や『変身忍者 嵐』でもおなじみの故 牧冬吉氏も出演。役者陣やその立居振舞、セットにも非常に安心感があります。
子供たちと一番最初に見ておきたい忍者モノ ドラマですね。DVDは完全保存版で子孫永代に亘ってとっておきましょう。NARUTOなんか見てちゃダメですよ。
今のドラマ、アニメ……その原点はすべて日本のクラシック映画・ドラマにあります。古い映画を見てれば、今のドラマ見ても「あゝ、また劣悪なパクリか。あっちの方が断然いいや」なんて風にしか思わなくなることでしょう。
そして、この『隠密剣士』、ただいまファミリー劇場で放映中なので、見れる方はぜひお子さんと一緒にご覧になってくださいね ^▽^)
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(2016.8.24)
シン・ゴジラ……話題になってますね。今のマスコミが推してるってだけで、ろくなもんじゃなさそ…… とにかく私にとって今の作品は、どれも言葉遣いや立居振舞がひどすぎて、とても見れたものじゃないです。特に女の子が……男の方はまだマシなものもあります。CGだって体が受け付けません。
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◆ウルトラマン円谷がパチンコ傘下に! ~ 女子供の洗脳に熱心な左翼売国勢力
◆働かなくても、金目教さえ信じれば幸せになれる!? ~ 『仮面の忍者 赤影』 金目教 = ミンス教 編
◆ヘドラよりも、実はエコラやフェミラの方が恐かった ~ エコや環境も左翼の専売特許ですね
◆『松本零士 父に見た本物のサムライ魂』 子供には宮崎アニメでなく松本零士
◆世界で忍者のイメージを決定づけた、最初の特撮TV時代劇 『隠密剣士』
◆子供をフヌケ化 宮崎アニメの左翼性 ~ 強烈な反日・共産主義イデオロギー
◆“初音ミク”だって、草食系男子と同じフヌケ化工作の一貫ですよ!~ ボーカロイドだって将来のセクサロイドへの試金石
◆『 雪女 』 男が約束を守る大切さを説く ~ ドラマ『日本の面影』より④
◆「日本の妖怪が勝ったぞ!」、いやあ、昔の日本映画は本当に素晴らしい
◆マグマ大使のゴアって、共産主義者だったんだな ~ 未来の“こども園”ってこんな感じだろ。パパとママを知らない子供たち
◆『国境がなくなって世界が一つになる』というのは、ショッカーの世界征服が完了するってこと ~ 石森章太郎の世界①