日本の面影

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大日本帝国の唱歌を歌い継ごう! ⑧ 10月30日は教育勅語発布日
~ 教育勅語を称える、唱歌『勅語奉答』を10歳の子供にピアノ弾き語りで歌ってもらいました!

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(2016.10.24)
明治天皇により大日本帝国における教育方針が示された教育勅語は、1890年(明治23年)、今から126年前の10月30日に発布されました。後の明治26年、文部省はこの『勅語奉答』とともに「祝日大祭日唱歌」8曲を制定します(君が代一月一日、元始祭、紀元節神嘗祭天長節新嘗祭の8曲。後に明治節と神宮奉頌唱歌が加えられます)。祝祭日の学校行事においては教育勅語の奉読がなされるのに続き、この『勅語奉答』唱歌が歌われていました。

教育勅語(原文はコチラ)は、国の教育、人々の心の基本にせよと、明治天皇自らが国民に語りかける形をとる教え。明治天皇の、国の在り方への強い決意の表れでもあります。『勅語奉答』は、その教育勅語への賛歌です。(教育勅語の成り立ちについてはコチラもご参照を
この歌の作詞はあの勝海舟(安芳)であり、同じような言葉、単語が組み替えられただけの歌詞の評判は、当時の文人たちから芳しくはなかったようです。でも作詞の素人たる海舟が、陛下への思い、これからの国民への願いを込めて、愚直ながらも彼なりに苦心して作った歌であり、これでも侍 勝海舟が精魂こめて作り、明治天皇の賜った教育勅語を未来永劫に亘って大切にしてほしいとの思い、私には十分伝わってきます。最初は「同じ言葉が繰り返されて芸がないな」とか感じられるかもしれませんが、歌ってるうちに段々この歌が好きになっていき、きっと海舟の気持ちも理解できてくると思いますよ。明治の大帝があえて海舟に作らせたのかは知りませんが、大帝もきっとお気に入りだったのでしょう。

日露戦争を勝利に導いた乃木希典大将が、学習院での院長として最後のお別れの講義で小学生に向けて、こう問いたそうです。
「日本はどこにある?」
生徒たちからは「東洋の東側です」「緯度○度」などと、いくつか声が上がったようですが、乃木将軍は
「それぞれに間違いない」
と受けた後、自分の胸を叩いて、
「本当はここにあるんだよ」
と答えました。

ここの読者なら、この言葉の意味はきっとわかっていただけるのではないでしょうか。
「形よりも心」、もしかしたら乃木将軍は、今のように窮地に立った日本の状況を予見していたのかもしれません。たとえ将来、国としての日本が消え入るようなことがあったとしても、その心さえ日本人の胸にあれば、日本は永遠に消えることはない。逆に、たとえ形として日本領のようなものがあっても、そこの人々の心に日本がなくなってしまったなら…… もちろん、日本の領土が消滅してしまうようなことがあってはならないのだけれども、乃木将軍にとっての日本は領土としてここにあるということより、この胸にこそあるのだと、領土を守る軍人でありがながらも、きっとそう悟っていたのだと思います。

将来、日本がどうなるかはわからない、皇室の未来だって怪しい……今の学校でも教育勅語奉読はされないし、この歌が歌われることもありません。今の国民のご様子、皇室の置かれた現状を明治の大帝が見たら、大帝はさぞ情けなく、悔しく感じられることでしょう。だけど、皆さんの家で、家族みんなでこの歌を歌い、教育勅語を奉読していれば、そこに明治天皇の思いは生き続けるし、皆さんのお子様たちも、日本の基たるその教えと共に永遠にあり続けることが出来ます。子供たちにもその思い、きっと伝わるし、次代に亘って子供たちもそれを大切にしてくれると思いますよ。

勅語奉答  作詞:勝 安芳 作曲:小山作之助


あやに畏(かしこ)き 天皇(すめらぎ)の
あやに尊き 天皇の
あやに尊く 畏くも
下し賜へり 大勅語(おほみこと)
是ぞめでたき 日の本の
国の教えの 基(もとゐ)なる
是ぞめでたき 日の本の
人の教えの 鑑(かがみ)なる
あやに畏き 天皇の
勅語(みこと)のままに 勤(いそし)みて
あやに尊き 天皇の
大御心(おほみこころ)に 答へまつらむ

(「あやに」とは、いいようもなくの意味。低学年にはこの歌は難しいので、もっと易しい、別の教育勅語の歌もありました。)

まもなくの11月3日は明治天皇を祝う明治節。ぜひこの日は明治天皇の下された教育勅語奉読とともに、この『勅語奉答』を歌ってみませんか。きっと家の空気が変わっていきますよ。それに何といってもメロディが素晴らしいんです。戦前の祝祭日唱歌で私の一番好きな曲。私は歌ってる子供を見てて、涙が流れ落ちてきたくらいですから。現代を嘆く無念な明治天皇の思い……だけど、うちの子は、偉大な明治天皇、高貴な先人たちの美しい心と通じあってるって。皆様も、生涯かけて明治天皇に供した乃木大将と同じように、まずはその心に日本を強く秘めてくださいね。

それでは、うちの子の歌と演奏になりますが、ぜひ聴いてくださいませ。
親バカといわれようが、感動的なものは感動的なんです。私の思い、明治天皇の思いは立派に子供につながってる。そして、その子供の思いも、ここをご覧の誰かにつながっていけばと……

『勅語奉答』 10歳 ピアノ弾き語り


最後にこれまで通り、当時の小学校で使用されていたピアノ伴奏譜を公開しておきます(下画像クリックで拡大)。特に四大節(紀元節天長節明治節元旦)には教育勅語奉読の上、ぜひご家族で歌ってみてくださいませ。教育関係者の皆様もよろしくのほど。
この歌詞の通り、明治天皇の御心に応え得るか、勝海舟の思いを生かすか殺すかは、貴方次第なんです。乃木将軍の思いだって…… これらが理解できれば、日本があり続けるかどうかは貴方自身の胸の内、その心にかかっていることに気づけることでしょう。
 

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