日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う  リンクフリー

ピノキオからイッツ・ア・スモール・ワールドへの様変わり
~ ディズニーに見る子供たちだけの世界

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(2014.11.22)
子供が学校で毎日のように、忍たま乱太郎の『世界がひとつになるまで』(右動画)を歌わせられてるようで、イライラきます。
こないだカラオケ行ったら子供が歌いだしたりで……気持ち悪いのでやめさせましたが、困ったものです。頭痛いです。
今の学校は完全に洗脳機関と化してます。

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(2011.8.25)  (始めから)
昨日の『世界中の子どもたちが』もひどい内容ですが、実はディズニーの『It’s a Small World』も最近、子供が保育園で歌わせられていたので、そのことも非常に気になってました。
明らかに今の幼児教育施設では、こういう「世界がナンチャラ」という歌ばかりが恣意的に選ばれて歌わせられており、日本を意識させるような歌は極力避けられてる気がします。
どっかからの指導があって、現場の保育園や幼稚園では特に意識するわけでもなし、単に言われた通りやってるだけなのでしょうが・・・

『イッツ・ア・スモール・ワールド』(小さな世界)   曲はコチラで聴けます

世界中 だれだって ほほえめば なかよしさ
みんな 輪になり 手をつなごう 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ 世界はまるい ただひとつ


世界中 どこだって 笑いあり 涙あり
みんな それぞれ 助け合う  小さな世界
世界はせまい 世界は同じ 世界はまるい ただひとつ

この曲は1964年、ディズニーランドのアトラクション『イッツ・ア・スモール・ワールド』のため、ユニセフ(国連児童基金)から依頼を受けたウォルト・ディズニーによって製作されました。
「平和な世界」とは「子供たちの世界」、つまり「人種や性別、国籍、言語の違いがあっても子供達は何のしがらみもなくすぐに友達になれ、ケンカしても泣いて笑ってすぐに仲直りしてしまう」ことから、正にこれこそが平和の世界なんだと考えたことによるそうです。

要するに結局、これも子供だけの世界を描いた歌。しかし当時のディズニー、まさかそれこそが共産主義的な社会につながってるのだと読みとることまでは、出来なかったでしょう。
うちでは、この曲は間違ってるわけじゃないけど、世界征服を企むショッカーが子供たちに歌わせて利用しようとするので気をつけるよう、教えてます。「世界が一つ」になると日本がなくなってしまうので、そうなってはダメなんだって。

まだ痛々しい戦後感の強かった1960~70年代頃、当時の日本の文化人たちの殆どは世界平和に賛同し、憲法九条にも肯定的でした。これらには著名な児童文学者 松谷みよ子や、石森章太郎、川内康範など、ここで絶賛してる第一級の文化人たちも含まれます。だからといってそれだけで彼らを左翼だとか言うのはあまりに短絡的な発想でしょう。敗戦による深い傷が、当時の日本人には内にも外にも生々しく残っていましたし、彼らでさえ戦争はもうコリゴリ、後にそういうのがイデオロギー的に共産主義や反日思想に利用されていくなんて、気づきにくかったと思います。ただ、中には妙な作品もあると思うので、作品選別には気をつけておきましょう。
ジョン・レノンだって、『イマジン』が共産主義の世界を描いたものだなんて思ってもみなかったはず。
問題はそういうのを政治的に世界支配へと利用し、民衆をたぶらかすような連中。

対して戦前に製作された『ピノキオ』は、非常に保守色が強い

実はディズニーの古い作品には、大人のいない子供だけの世界を痛烈に批判したような作品があります。それが1940年に作られた『ピノキオ』(詳しくは右画像クリック)。
この話では、遊んで悪いことばかりしていた子供たちがロバにされて売り飛ばされてしまいます。

こないだうちの子が、あまりに言うことを聞かなかったので「もう音楽教室もプール教室も行かなくていいから、ずっと遊んでなさい。そして、お前なんかピノキオみたいにロバになって売り飛ばされてしまえばいいんだよ!」と私は怒鳴りつけました。そしたら子供は凄い勢いで泣き出し、以後、おとなしくなり、「ボク、これからちゃんと言うこと聞く」と言ってます ^▽^)

ピノキオのロバにされてしまうシーンは強烈で、ホラーのハシリっぽく大人が見てもかなり怖いし、子供なら恐怖に震え上がります。小さな子には効果てき面ですよ。
ディズニー系で安心して見せられるのは、基本的に1977年の『くまのプーさん』までで、その直後、ディズニー社は潰れかかって全然違う会社となり、それ以降、非常に左翼色が強くなったと考えているのですが、『ファインディング・ニモ』『カーズ』『トイ・ストーリー』など、うちの子も見ているものもいくつかあります。しかし新しい作品に私は懐疑的で、かなり気をつけてます。

尚、ディズニーの『ピノキオ』をはじめとする古い作品、DVDもいくつか出てますが、最近の声優が使われたものでなく、パブリックドメインで古い声優が採用されてるものの方がずっといいです。値段も500円ぐらいと非常にお手頃。
ただパブリックドメインでも、わざわざ新しい声優で録りなおされてるものも中にはあって、その種のはよくないのでパブリックドメインでも注意が必要ですね。うちにあるのはコスモコーディネイト社(COSMO COORDINATE)というところからのものをメインに揃えてます(写真のピノキオDVDのようなパッケージタイプのもの)が、『白雪姫』(1937)や『シンデレラ』(1950)、『ピーターパン』(1953)など、どれも安心できるし、たぶん昔の声優のままです。吹替版は、本当に声優次第で全然違う作品になってしまいますからね。

今のディズニー・ジャパンは創価とのつながりが非常に深く、スタジオジブリの現社長 星野康二は創価学会員ですが、ジブリに行く前の彼はディズニー・ジャパンの社長だったし、ジブリ作品の世界における販売権はディズニーが所有しています。

右はディズニーのスティッチを利用して、3月までテレビ朝日系で放映されていたアニメ『スティッチ!ずっと最高のトモダチ』。
見ればおかわりですが、宮崎アニメ的なヒロイン、そしてプリキュアに出てくるような登場人物たち・・・これらが何を意味しているか、ここをご覧の方々なら一目瞭然ですよね。

ディズニー 『ピノキオ』 (1940)より 「遊んでばかりの子供はロバになる」

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(始めから)◆世界の子供たちのことはいいから、日本の子供たちを守りましょう

◆ナンバー・ワンにならなくてもいい。もともと特別なオンリー・ワンの末路 ~ “オンリー・ワン=独り” と書き残して死んだ 『 二十歳の原点 』 高野悦子

◆『国境がなくなって世界が一つになる』というのは、ショッカーの世界征服が完了するってこと ~ 石森章太郎の世界①

◆オールド・ディズニー・アニメのご紹介~ 『花と木』、『うさぎとかめ』、『みにくいあひるの子』

◆“恥の文化”から“恥知らずの文化”に成り下がった日本

◆働かなくても、金目教さえ信じれば幸せになれる!? ~ 『仮面の忍者 赤影』 金目教 = ミンス教 編

◆今の宮崎駿/ジブリ作品は本当に日本のアニメなのか!?~ ディズニーだって、創価の配下?

◆『 ぞうのババール 』 ~ 王様の権威と必要性を理解させる児童向け作品

◆マグマ大使のゴアって、共産主義者だったんだな ~ 未来の“こども園”ってこんな感じだろ。パパとママを知らない子供たち

◆“人類、皆兄弟”、“肌の色が違っても人間みな同じ”・・・~ 左翼的に思える言葉でも時代考証が必要ですね

◆プリキュア洗脳されたパッパラパー母娘たち ~ こんなのが今の女性の目標!?

◆保守の基本は『三匹の子ぶた』~ 日本をワラの家にしてしまう亡国 民主党政府 ~ 対照的なビートルズのアニメ『 イエロー・サブマリン 』

◆キムチ臭いデザインのハイジやミッキー、ピーターパンに北斗の拳

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この記事に対するコメント

  • 【前サイトURLのこの記事へのコメント】

    世界とか大それたことばっかり言っていると
    足が地に着かない人間になりそうで怖いです。
    tatsuya1963 | 2011/08/25 10:41 PM

    おはようございます。

    >アニメ『スティッチ!ずっと最高のトモダチ』

    アニメをしていたのは知ってましたが、この画像を見て驚きました。
    サファイアさまのご指摘どおり、主人公の少女の顔がトトロのメイにそっくりですね。
    後ろのプリキュア風も、驚きです。
    厳しいといわれるディズニーも、こんなのゆるして、ずいぶんゆるくなった感じがしました。
    こだわりがなくなったというか・・・。
    コラボや企画ものとは違う、単独の1キャラクターの世界を表現する作品としては、ビジュアル面の構成は、個人的にとても残念な気持ちです。
    なんでも流行りもの詰め込んじゃって・・・、これじゃあ、どこかの国のパクリものと一見したら間違いそうな世界ですね。
    がっかりです。
    ピノキオ面白かったです。
    今度こういう企画のものを探して、買ってみたいと思いました。
    子供が居る方へのプレゼントにもよさそうですね。
    緑 | 2011/08/26 4:10 AM

    アニメも良く内容を吟味しないといけませんね。
    coffee | 2011/08/28 3:32 PM

    NHKみんなのうたの「クリスタル・チルドレン」も酷かった。
    大人の独善的な左翼思想を子供に押し付けてます。
    kobachi | 2012/01/08 9:58 AM

    私は、決して、「左翼的理想・その中の、宗教的理想」を、否定はしない。ただ、「 物事すべて、一長一短である 」し、「 物事すべて、裏表がある 」ということに、「 結局、大多数の、一般的左翼シンパが、殆ど気づいていないらしい 」というのが残念である。彼らは、余りにも「 鵜呑みにし易い 」訳で、だからこそ、例の15年戦争( = 日本の敗戦革命。つまり、あの戦争は、そもそも、左翼が扇動した。 )も起こり得たのである。
    noisy majority | 2013/01/13 7:29 PM

    「ウォルト・ディズニー」のロゴには666(獣の数字)が書いてあるそうです。
    私は小さい頃からディズニーのビデオをよく見ていました。今でも好きな作品が沢山あります。
    しかし、ディズニーは子供達に恋愛至上主義とセックス洗脳、物質主義洗脳をしていると知り、恐ろしいものだと思いました。
    確かに、ディズニーの人魚姫のラストがハッピーエンドなのはおかしいです。あの作品は、「女が男を追いかけると失敗する」という教訓があるからです。海の魔女が「ルックスとボディランゲージで男を落とせる」と言っているところも不気味です。
    プリンセス系の作品は全部チャラチャラした恋愛至上主義・外見至上主義・セックス洗脳でダメです。
    また、「ポカホンタス」とはアメリカ先住民の言葉で「悪魔を引き寄せる」という意味だそうで、あの作品もフェミニズム・平和主義・世界市民・エコのイデオロギーが含まれています。
    男の子向けの「カーズ」には物質至上主義、拝金主義、フェミニズムのイデオロギーが含まれています。作品中に弁護士の女の子(車)が普通に出て来ます。
    CGの作品がやたら多いのもバーチャルの世界に飼い慣らす為でしょう。
    グーフィーが父子家庭なのは家族解体・イクメン洗脳のため??
    ピーターパンも、ティンカーベルの際どい格好や1人の男を複数の女が取り合うような場面はオタク向けエロハーレムアニメを連想させます。
    他にもツッコミ所満載ですが、確かに子供の頃からディズニーばかり見せたら獣になりますね。
    ゆじゅ | 2013/08/18 9:33 PM

    こんばんは。私も幼い時には、ピノキオや人魚良く見ていました。 でも今の子供達は保守的な物語に触れておらず、(世界は一つ)と言う心がない物語に触れる事で日本と言う国の事を忘れてしょーもない物に憑かれてしまうなんて家庭教育の大切さがわかりました。
    保育園は厚生省保育指針に基づき、指導の目標を決めるのですが園長の判断によって決まるのです。
    好きな事ばかりしていたら、ロバになると言う、ピノキオの物語は子供心に怖かったしおじいさんを救いに行くシーンは応援したくなりました。
    それでは今年もよろしくお願いいたします。
    けい | 2014/01/02 1:31 AM

    こんにちは。
    私も、小学校の音楽の授業では世界の平和を連想させるような歌をいろいろと習いましたが、「世界」が自宅の近所までだった子供の私にはそれらはどれも妙にスケールが大袈裟かつ曖昧で、言っているイメージがボワ~ンとしてよくわからず「???」とモヤモヤしながら歌っていた記憶があります。
    今でも歌詞にリアリティや説得力のようなものを感じられずにいます。
    それとは逆に、何十年と経った今も情景がくっきりと思い浮かぶのが、大好きな祖母が歌っていた「夏の思い出」です。
    尾瀬の低く静かに連なる山々、まっ青な空や湿原の緑のコントラスト、白い水芭蕉の花に素朴な木道…。
    まだ行ったこともないのに、尾瀬が大好きだった祖母の歌や旅行話は幼かった自分の心にもはっきりと刻みつき、想像をはるかにさせました。
    それに重なり、ふくよかな祖母の優しい笑顔、祖母の着ている紺に白い小花柄のゆったりとしたワンピース、その肩越しに見える縁側と庭の溢れる緑や花々…そんなものまでも、今も目の前に在るかのように思い出されます。
    日本人の心の原風景にないようなものは、ですから平和ソングにしろ最近の歌謡曲にしろ、人の心に響かないのではないでしょうか。
    モモ | 2016/09/09 6:41 AM

  • いつからディズニーアニメは変わり果てたのでしょうか…。
    日本の神話もTVCMによって換えられ下品化させられ、今の子どもたちが不憫です。
    とにかく今のアニメは画面が汚くて、私も娘も見向きもしません。
    ディズニーランドが千葉に出来た当初、わりと裕福な家庭の育ちだった私は、当然東京ディズニーランドにも連れられましたが、
    弟二人がはしゃいでる中、私は一人、ゾッとしていました。
    作り物の世界の中に入れられ、本当に大切なものは何か…という人として当たり前の生き方を全て忘れさせようとしている恐ろしい世界の幕開けにしか思えなかったからです。
    当時私は中学生か、小学高学年。
    たった5年しか変わらないのに5歳、7歳年下の弟は、ファミコン、スーパーマリオに取り憑かれ、
    母は裕福な育ちだったからか、拝金主義で、私の誕生日は、一日無視してから、あとから一万円を私に投げつける。 
    これが欲しかったんでしょと、誕生日過ぎた私の目の前に一万円を投げました。
    戦後、私の祖父たちは頑張ったけど、その子供、つまりは私の母はお金で育ち、愛情が欠落していました。
    この悪循環の連鎖を私でお終いにしなくてはと頑張ってきたけど、娘ももうすぐ高校生を終わる見だけれど、ちびまる子ちゃんにしろ、サザエさんにしろ、ドラえもんにしろ、クレしんにしろ、みていて末が無いように思えて、完全に操作されじめているし、なぜか、原作者は、ほとんど早めに死んでる。
    クレしんもそうだし、ちびまる子ちゃんもそうだし、おじゃる丸も…。 
    娘が、子を持つ頃には、もう昔の心温まるアニメも完全に消えるのか…。
    せめて生きてるうちは、おかしなCM、アニメ、ドラマ、性交渉を急かしている異常さ、黒幕がいる話をして伝えてはきましたが、
    それが孫の代まで通用するのか…。
    でも私は信じます。
    皆さんのような方がまだまだ沢山いて、日本の心が守られていくことを!!

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