“人類、皆兄弟”、“肌の色が違っても人間みな同じ”・・・
~ 左翼的に思える言葉でも時代考証が必要ですね
(2015.11.17)
ここで紹介のA.U.A.A. がどうしてもシッカリ聞きたくて、ずっと前にCD買おうかと迷ってたけど大変なプレミアムで、アナログレコードを探したらまあ適切な価格で買えたんですね。アナログの方が音が太い太い、迫力もあるし。マイナーだけどこのアルバム凄いいいわ。昔の曲はCDより、状態のいいレコード買って高音質でCDに落として聴くのが一番いい。
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(2010.9.11)
ここでも絶賛している川内康範氏のレインボーマンの主題歌 歌詞に、「肌の色が違っても人間みな同じ」といった、左翼的な歌詞が出てきますが、今これだけ聞くと、「左翼だ!」とか思ってしまいますよね。
コメントで教えていただきましたが、これは当時の時代状況を考えて、全然違う捉え方をすべきです。
当時(1972)はアパルトヘイトなどの黒人差別が歴然と存在し、白人が東洋人を見下す傾向だって今以上にずっと強かった。日本人だって当時、欧米人に対するかなりの劣等感がありました。海外旅行なんて、庶民には高値の花。
だから当時の、「人類、皆兄弟」的なキャッチフレーズが、国を否定する世界市民的な左翼イデオロギーに端を発してるかというと、それは明らかに異なります。
「オレたちだって、白人と変わらない人間なんだ」という、差別を受ける黒人はじめ有色人種側の言い分を訴えたものと考えれば、全然違うメッセージになってしまうわけで、日本人だって人種差別撤廃を主張していた有色人種の一つにすぎません。
しかし、国連を最たるものとする今の左翼は、「人類、皆兄弟」、「肌の色が違っても人間みな同じ」といった、当時、流行していた言葉の意味を歪曲し、民族の文化や国家までも否定させるなど悪用しているということです。
元々はいろんな民族の文化や風習を守ってあげなきゃ、という意味も含まれていたはずなのに、それとは正反対に単なる画一化を目指すためのスローガンに利用され、さらには男女の区別まで無くそうという、とんでもないものにされてしまった。
そのうち、「付いてるものが違っても人間みな同じ」、なんてキャッチフレーズが出てきたって不思議ないくらい。
だから、レインボーマンの一部の歌詞や、『仮面ライダー』でも「世界の平和を守るため」といった歌詞があって、これら言葉から川内氏や石ノ森氏らの作者が、地球市民的な世界統一まで考えていた左翼かというと、それは全く異なります。
でも卑劣な現代の左翼は、こういった利用できそうな言葉を本来のメッセージとかけ離れた意味に転化して、どんどん悪用していくということです。
おわかりでしょうか。この種の異常に飛躍的な左翼の歪んだ論法には、十分ご注意ください。
現在、保守・タカ派を代表する政治家である、現 東京都知事 石原慎太郎氏が若い頃、どんな小説を書いていたかご存知でしょうか?
『太陽の季節』、『狂った果実』(予告編はコチラ)など、その内容は、不倫、背徳、享楽的なセックスに溺れる若者たちの世界が描かれ、要するに左翼的な反道徳小説の草分けであり、その筆頭ともいえます。
しかも、石原氏原作・脚本の映画は、当時の未成年者の観覧を禁止させるほど、一大社会問題にまで発展しました。
映像規制をかける、今の映倫(映倫管理委員会)ができたのも、石原氏の過激な映画内容に端を発したからなんですよ。(Wiki参照:太陽の季節)
そういう意味で、石原氏は現代の享楽的な左翼文化を作った張本人、時代の革命児でもあったわけです。じゃあ、石原氏も左翼かというと、明らかにそれは違い、紛れもなく保守政治家でしょう。
でも彼自身、若い頃に面白がって作った反社会的な小説に対する反省の念を持ってる可能性、ないとはいえないでしょうね。
彼自身、若い頃かなりの浮き名も流していたようですから、「あんな奴が保守を気取るなんて、とんでもない!」、石原なんか大嫌いという人、彼の年代周辺の方にはたくさんいます。
映画『狂った果実』などが公開されたのは1950年代なので、団塊世代だってこの頃はまだ小学生。
石原氏の映画をリアルで見て育った世代というのは、平沼赳夫氏らがギリギリで、それよりちょっと上の人たち、現在70歳半ばの方々が中心。
『 サン・シティ 』 AUAA(1985) 詳しくは右画像クリック
Sun City - Artists United Against Apartheid
サンシティとは、南アフリカのサバンナに開設されたカジノ、コンサートホールなどを擁していた一大リゾート施設で、クイーンやエルトン・ジョンといった大スターを高額の出演料で呼び寄せ、連日公演を行っていた。しかし1985年、「アパルトヘイトに反対するアーティストたち」(Artists United Against Apartheid)という音楽業界人の政治活動グループでアパルトヘイト(特に南アフリカにおける黒人などに対する差別的な人種隔離政策)を象徴するものとして取り上げられ、シングル『サン・シティ』が発表された。マイルス・デイヴィス、リンゴ・スター、U2のボノ、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、Run-D.M.C.、パット・ベネター、ピーター・ガブリエル、ホール&オーツ、キース・リチャーズ、ロン・ウッド、ジョーイ・ラモーン(ラモーンズ)、マイケル・モンロー(ハノイ・ロックス)、ルー・リード、ジャクソン・ブラウン、ピート・タウンゼントなど合計49人・組のアーティストが参加し、「こんなリゾートでは演奏しない」と歌い上げた。豪華ミュージシャンの参加は大きなニュースとなったが、保守系ラジオ局ではかけられなかったこともあり、曲自体はあまりヒットしなかった。このCDは現在、大変なプレミア品となっている。
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(2011.9.15)
ここで紹介の、人種差別に反対していた当時のAUAAの顔ぶれと対照的に、当時の人種差別の象徴として非難されていたサンシティのショーにはクイーンやエルトン・ジョンが協力していたという事実・・・あれ? クイーン、エルトン・ジョン・・・この二つって、どっちかというと今ではゲイを象徴するようなアーチストですよね。
さらに当時、AUAAに参加していたU2の側が今ではグローバル化に反対し、今や左翼の巣窟となって世界の文化破壊を進めている国連や男女平等・環境保護等を主張する国連の関連団体“世界経済フォーラム”などの欺瞞性を糾弾しているという事実。
当時、人種差別に反対していたU2のようなアーチストが今のグローバル化に反対していて、人種差別の象徴であった施設へ協力・出演していたアーチストの側には同性愛やトランスジェンダーを代表する(今の左翼に政治利用されている)ようなアーチストたちがいた。
これはわかる人にはわかる、非常におもしろい現象ですね。いかに今の差別撤廃や環境保護を主張する連中(左翼)がエセであるか端的に表れてます。
ただ、世界のグローバル化に反対だというU2のボノも反捕鯨のグリーンピースを支持してる噂もあって、結局どっちも左翼じゃんって感じ・・・
左翼の巧妙な文化破壊・男女観破壊等の精神侵略を見抜けない鈍感保守には、わかりにくい内容かもしれませんが。
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(2012.10.20)
坂本龍一の『Zero Landmine』(N.M.L)は日本ではオリコンナンバー1を記録するほどのヒットでしたが、こっちのA.U.A.A.(Artists United Against Apartheid = アパルトヘイトに反対するアーチストたち)の方は、当時の日本のラジオでは結構かかってましたが、海外では保守系ラジオが流してくれなかったりとかで、いろいろ苦戦したようですね。このA.U.A.A.では、このジャズ・バージョンがすごく好きだった。マイルス・デイヴィス、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスなど、そうそうたるメンバーが参加していて、マイルスのトランペットが非常に耳に残る。先の『サン・シティ』の出だしでも、マイルスの奏でるトランペットが非常に印象的。
アパルトヘイトへの関心なんて当時から全くありませんでしたが、こんな世界になってしまうくらいなら、今では別に南ア一国くらい、そういう国があってもよかったように感じてます。
The Struggle Continues A.U.A.A. (1985)
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◆専業主婦の出現が抜群の家庭安定をもたらした!~長期で見る日本の離婚率推移
◆最も有害なのは反日法案より今のフェミニズムだと早く気づいて!~ 聖書を曲解、悪用してフェミニズム運動に利用する狂ったキリスト教団
◆正に神がかり!予言者 川内康範 ~ レインボーマンの世界は現代日本そのもの
◆現代の紛争や不可解な流行、ゴリ押し 行き着くところはユダヤ国際金融 ~ ユダヤ人や朝鮮人は被害者や弱者なんかではない
◆“初音ミク”だって、草食系男子と同じフヌケ化工作の一貫ですよ!~ ボーカロイドだって将来のセクサロイドへの試金石
◆なぜ『ちびくろさんぼ』を左翼は嫌ったのか? ~ 殺されて生き返った絵本
◆“神”、“カリスマ” 左翼プロパガンダの常套手段 ~ 本物の神を貶め、“神”を安売りする貧脳 左翼メディア
◆平和ボケ左翼は、自らが悲惨な目に遭うまで気づかない ~ 映画『わらの犬』に見る、フヌケ左翼男の豹変ぶり!
◆ジャイアンを除け者にして、いじめるのが左翼 ~ “力を合わせて権力者を倒す” これも左翼プロパガンダの定番
◆朝鮮・同和・原爆・弱者 ← 左翼の食い物 ~ 利権あさりと誹謗中傷に明け暮れる左翼
◆ドラえもん、仮面ライダーだって、今や子供を左翼洗脳で堕落させる道具
この記事に対するコメント
【前サイトURLのこの記事へのコメント】
ずっと前、ゴジラの監督というか原作者にあたる人が、いつだったかテレビインタビューで語ってました。
ゴジラは原爆で生まれた怪獣で、殺された人々のかたきをとって米軍を攻撃する・・
敗戦の焼け野原で生き延びた少年の空想から始まっていると・・
でも今頃はパチンコ台にも使われてますね。ネットを探してもこのエピソードがみつけられません。
だからレインボーマンの歌詞もそうかなあと思いました。
みかん | 2010/09/12 10:49 PM
石原氏は、最近は確かアニメ・漫画の児童性描写規制を推進していましたね。
そう考えると、確かに反省している部分もあるのかもしれません。
通りすがり | 2010/09/12 11:11 PM
♪レンホウーマンの歌
政治家誰でも皆同じ
右や左の違いはあれど
選挙に落ちたらタダの人
それでは人生オシマイだ
だから仕分けだレンホウーマン
シナシナ団=ミンス党 | 2010/09/12 11:27 PM
日本人と朝鮮人は別人種。
日本人と支那人は別人種。
同じ人類ではありません。
ランクリ
coffee | 2010/10/28 7:57 AM
左翼とは何かと言う事に常に立ち返る事が出来れば、左翼の罠に引っ掛からずに済むのではないかと思います。
御都合主義な考え方や意見の押し付け
やたらと出回る流行
楽して金儲けが出来る
こんなのを注意するだけでも随分と防御になりますよ。
それと、自分なりの信念なり哲学を持つ事も大事ですね。
約束は必ず守る
決めた事はやり切る
人の意見に流されない
などでも良いですね
神風 | 2011/09/15 10:20 PM
アーティストはレコード売れてなんぼの世界です。
(今ではコンサートに客来てなんぼみたいですが。)
節操がないアーティストも多々いますね。
tatsuya1963 | 2011/09/15 11:23 PM
「世界は一家、人類皆兄弟」
笹川良一先生が「八紘一宇」の精神を分かりやすく表現した言葉です。
白人帝国主義と支那中華思想という真の差別主義に対し、敢然と立ち向かったのが、日清・日露・大東亜戦争でした。
今は偽りの勝者(米国・支那・ロシアと黒幕ユダヤ)と彼らの手先、反日朝鮮によって、日本が差別主義者だったことにされています。
今こそ、日本人は覚醒し、日本こそ世界から真の差別を根絶する使命を持った道義国家であるという自覚を持って、支那・朝鮮・アメリカ・ユダヤと戦わなくてはいけません。
これからも、日本人が覚醒することを信じ、情報発信・啓蒙活動に努めていきましょう。愛国社会主義運動 | 2016/02/22 9:17 PM
確かにあの頃,KKK団に見られるように,有色人種への差別,白人至上主義は,今より強かったと思います。
まだ戦後30年も経っていませんから,ジャップと罵る白人も多かったと思いますね。
昭和48年頃なんて今とは状況が違うのですから,歌詞の内容だって現代風に解釈できません。
ところが『死ね死ね団の存在』は,現代の特亜三国とかなり重なって見えます。
日本のマスコミ,法曹界,教育,政治,行政等,そして芸能界やアングラ社会に入り込み,『あいつら』は日本に深々と根を下ろしています。
日本人の心を汚し,金を巻き上げ,日本を貶めることばかりする。『現実の死ね死ね団』は間違いなく存在します。
この作品は奇跡的に現代と一致したのか。それとも特亜三国の実態を知っていた数少ない日本人川内康範氏の,未来への警告だったのか。
私は後者だったと思いますね。そう考えると,凄い作品だったと,今さらながら思います。
テレビで再放送は一切なかったですよね。最近DVDを借りて,45年ぶりに全部見返しました。
突っ込みどころはあるものの,大人目線で視聴すると,味わい深くて大変面白かったです。昭和のノスタルジーも感じます。
マンセル | 2017/07/10 11:35 PM
仮面ライダーOPの歌詞は,『世界の平和を守るため』の前に
・我らを狙う黒い影
・我が友狙う黒い影
・我が町狙う黒い影
とあります。私はとても気になる部分なんですけどね。
自分たちのみならず,身近な友人や郷里を案じ,敵から守り抜こうとする気持ちは,先の大戦で戦ってくれた人たちの思いですよ。
左翼どもはそこを蔑ろにしたいでしょうね。そしてお花畑な思考で,世界平和ばかり言う。
マンセル | 2017/07/15 5:00 PM