子育てに失敗しないために ~ ある保守系教育機関より – PART 1
保守系家庭教育の羅針盤
(2010.9.28)
ひきこもりなどのカウンセリング、メンタルケア施設をやられている長田百合子先生のサイトをご紹介させていただきます。
以下の項目、当てはまるところがあったら要注意でしょう。
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MOKU 2005年4月号 長田百合子の体当たり奮戦記24より
http://www.mental-care.org/fromyuriko.html
狂った子供
昼間は庖丁を振り回し、夜は母親の胸で眠る……
◆両親の反省
【 父親 】
①いったんダメと言ったのに、あの手この手で頼んでくるしつこいわが子に負けて、結局いつも要求に応えていた
②わが子にとって怖い存在ではなく、友達的存在であった
③家族や他人に悪いことをしたとき、けじめをつけて叱りもせず、特に罰も与えなかった
④何事にも細かく手や口をはさむ母親の姿勢を見て、このままでは子どもが萎縮してしまうと思ったが、妻と争うのが嫌で見て見ぬふりをしていた
⑤「もう叱らないで!」と妻から言われ、善悪をつけるにはまだ中途半端だと思っていても速やかに従っていた
【 母親 】
①子どもの前で他人の批判を平気でしていた
②世間体を大切にして人前でいい子を演じる八方美人だった
③自分の好きでパートに出ていたのに「お母さんがどれだけしんどいと思ってんの!」とカッカしながら子育てや家事をやっていた
④「ローンを早く返せない、働きが悪い」と子どもの前で父親をけなしていた
⑤自分はさんざん叱るのに、わが子が父親や他人から叱られるのがとても嫌だった
⑥悪いことをしたから叱ったのに、すぐさま後悔したり食事の世話をやいたりして、ご機嫌を取っていた
⑦すべてにおいて中途半端だった
⑧わが子に代わって友だちに取られたおもちゃを取り返しにいったり、言えないことを伝えにいったりしていた
⑨何事に対しても遅くて下手なわが子にイラつき、ほとんど母親が手を出して代行していた
⑩テストの点が悪いとか、あのときになぜ友だちを許したのかとか、叱ってはいけないところでさんざん叱り、人に迷惑をかけたり父親に悪い態度を取ったときなど肝心なところで適当な叱り方しかできず、甘かった
⑪子どもの顔色を窺いながら子どもに最高の環境を常に先回りして整えてしまい、自らの意思で親に要求してくる機会を完全に奪っていた
⑫子どもの進路については決して譲らないくせに、わが子の要求にすぐさま応じて子育て(信念)を譲りまくっていた
⑬学校から帰ってきたわが子の野次馬になり、根掘り葉掘り聞き出しては干渉し、クラスメイトや担任の批判を親子でしていた
⑭おなかが痛い、頭がボ―ッとする、歩く気になれないと子どもが訴えると心配になって大げさに反応し、熱も計らずに簡単に学校を休ませていた
◆不登校をつくる家庭の共通点
怠慢な親の下で起こる自業自得の例は除外して、不登校ができる家庭に面白いほど共通する母親の錯覚を挙げてみましょう。
(1)自らが過管理・過保護・過干渉で育てた結果なのに、「小さいときは本当に手のかからないよい子でした」と語る
(2)単なる最上級のわがままなのに、「うちの子はとても頑固な子だ」と少々贔屓目に思い込んでいる
(3)「父親は助けてくれない」と不満を言うが、母親自身が父親に対して聞く耳をもたず、遠ざけてきたにすぎない
(4)母親として、女房としての融通と機転が利かない人が極めて多い
(5)「父親はダメだ」と語るが、子どもの前で父親をちっとも立てずにダメおやじに仕立て上げていただけ
(6)「子どもを怒るのが怖かった」と言うが、わが子と体よく事勿れに付き合って、正面から向き合うことを避けていただけ
(7)自分をいちばん助けてくれているのは夫であるという感謝に欠け、自らの親やわが子のほうに熱意を示す
(8)学校へ行かないのは将来本人にとってかわいそうな結果を招く、のではなく、行かせると本人がかわいそうと思い込んでいる。いわゆる今のことしか考えず、先のことを考えながら今を行動することができない
(9)子どもの幸せは子ども自身の手によってつくるのであって親はつくってあげることはできないと、思っていない
(10)子どもの身は子ども自身が守るのであって親は守ってあげることはできない、と思っていない
(11)親としての役割を夫婦でどう分担するかが大事なのに、表面的な育児分担と家事分担を夫に求めている
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以上、いかがでしょう。
他にも左翼的児童教育の過ちなど、長田先生の『Mental Care Web』サイトにはいろいろタメになることが、たくさん書いてありますので、ぜひご一読を。
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この記事に対するコメント
【前サイトURLのこの記事へのコメント】
おはようございます。いつも為になる記事をありがとうございます。
同居の義父母がほぼ当てはまり、育児に関して私の感じた違和感はこれだ!とわかりました。1才の孫がテレビの前を通りかかったら父親が胸ぐら掴むのは『父親は怖くなきゃいかん』とかいって夫を擁護し、小学生の孫が母親を殴るのは叱らないで無視する。おかしいですよね?何だか『怖い』の方向性が間違っていますよね。
でも、自分にも反省すべき箇所が有りましたので、それは肝に銘じておきます。
higurashi | 2010/09/28 6:09 AM
これは今のおかあさんがたに全部読ませたい。子供より親の教育が必要なんでしょう。昔は教育なんて必要なかったのに、どこでおかしくなったのか
安心堂 | 2010/09/28 11:09 AM
長田先生を紹介してくださって、ありがとうございます。この先生は、芯の通った素晴らしい方ですが、彼女の活動の邪魔をする人権派弁護士が裁判を起したり、共産党系の団体から脅しをかけられたりして、一時、活動をあきらめようかとも思われたそうです。このままでは、日本は、本当にとことんダメになる。しかし、自分が助けられる子供が一人でもいるなら、闘い続けるといわれていました。
麻奈 | 2010/09/29 10:51 AM
大変勉強になりました。ありがとうございます。
さら | 2010/09/29 11:14 AM
子供たちが大人になるまでに親が過ちに気が付ければ変わるのですね。
勉強になります。
夏 | 2011/04/30 5:42 PM
この記事にある親にとって一番大切なのは自分自身なのでしょう。
周りを見ても“親として子どもを育て上げるという責任”が欠如し、かつ、事なかれ主義で自分のことしか考えられない、そんな大人が多くなってますね。
小生も偉そうなことは全然言えません。
反省。
tatsuya1963 | 2011/05/02 11:35 AM
始めまして、ネットであばずれと検索を掛けて、ここのサイトが引っかかり、記事を辿って見ました。
ここに書かれてる不登校になり易い家庭育ち、私は不登校になり掛けたけれども、高校は絶対に出なくちゃという意思で中学校に行きました。
私の周りの大人達は妹達が不登校になっても、それが本人達の意思だからと言って、怒ったりすることはありませんでした…
このサイトに書かれてることは周りの大人達から教えてないことが書かれてるのでまた見にきます
ななしの迷子 | 2012/01/05 11:03 PM
自分も反省すべき点がいろいろ有ります。
参考になりました。
coffee | 2012/05/01 11:39 PM
広告に大きく出ている書籍は疑う癖がついていますが、この本は良さそうです。
私も買ってみます^^
はなちゃんのみそ汁
http://hon.bunshun.jp/sp/hanamiso
http://www.amazon.co.jp/dp/4163749306
物を買い与えるじゃなく、お味噌汁作りを遺したお母さんは素晴らしいです。
マリメッコ | 2012/05/02 5:12 PM
http://www.wave-publishers.co.jp/np/searchresult.do?keyword=%95%73%97%CF
不倫本散々出してるWAVE出版が「子育て」って苦笑ですが、この本どうなんでしょうね?
http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872905014/
女の子の育て方
「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。0~15歳児の親が必ずしておくべきこと。
http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872904451/
男の子の育て方
「結婚力」「学力」「仕事力」。0~12歳児の親が最低限しておくべきこと。
マリメッコ | 2012/06/01 9:32 PM
長田百合子さんという人を検索してみました。
この人の叩かれ方が不自然な気がします。
賛同できないなら自分が利用しなければすむだけのことではないでしょうか?
この人の賛同者を増やしたくない人たちの真意が知りたいと思います。
昔の子育てが正しいと思います。
昔の人は芯が強かったのは確かです。
亡き祖母の記憶がありますから
a | 2014/04/11 9:26 AM